非常に多くの人に利用されているWiMAXですが、利用している人の中には「最近充電が持たない」や「充電ができてないんじゃないか」等の悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。
これらの悩みはWiMAXを利用している人々の中では比較的多く聞かれる悩みです。
今回はこのようなお悩みに対する解決策、あるいはこういった問題が発生しないようにする対策方法等をお伝えしていきたいと思います。
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Contents
ローバッテリーと呼ばれる状態について
WiMAXのモバイル型ルーターは充電をすることによって、常にコンセントにさして使用する必要が無く、いつでもどこでもWiMAXの電波が届くエリア内であれば使用できるのが大きな利点です。
この充電しての使用というのはスマートフォンと共通していますが、WiMAXのモバイル型ルーターもスマートフォンもどちらもリチウムイオン電池が使用されています。
このリチウムイオン電池ですが、その利便性の高さから充電して利用する電子機器の多くに利用されています。
ひと昔前では電気を利用して動かすものについては店頭で電池を購入する必要があり、電池がなくなればまた購入しに行かなければならないという手間を伴うものでした。
リチウムイオン電池は充電さえすれば繰り返し利用できるため、わざわざ店頭まで電池を購入しに行くような手間を省くことが可能になったわけです。
しかし、この繰り返し利用できるリチウムイオン電池についても、充電さえすれば無限に使用できる訳ではなく寿命が存在します。
寿命を迎えたリチウムイオン電池はローバッテリーといわれる状態になり、本来充電できる容量と比較した際に少ない容量しか充電されないようになってしまいます。
基本的にリチウムイオン電池の寿命は使用法や環境に影響を受けますが、一般的には6年から10年程度といわれています。
もちろん寿命が短くなるような使用方法を続けていればっこの期間よりも早く寿命を迎えてしまう可能性もありますし、後述するリチウムイオン電池の寿命を延ばすような使用方法を続けていれば長い期間同じリチウムイオン電池を利用することができる可能性もあります。
実際に充電の減りは早いのか?
WiMAXは現在”Speed Wi-Fi 5G X12”、”Speed Wi-Fi 5G X11”、”Galaxy 5G Mobile Wi-Fi”という機種で5G通信対応のポケットWiFiが出ています。
WiMAXのポケットWiFi機種の充電の持ちは1日使う分には問題なく利用できそうです。
https://twitter.com/takech_youtube/status/1558734781135097856
どの機種が充電の持ちが一番いい?
調査したところ、Galaxy 5G Mobile Wi-Fiの充電の持ちが一番いい!という声が多くみられました。
WiMAX+5GモバイルルーターGalaxy 5G Mobile Wi-Fiのバッテリー持ち検証の結果は、およそ35時間でした!
1枚目はフル充電直後で、2枚目は目標の5%以下の写真です!
これだけ使えれば十分ですね!#BICWiMAX#UQWiMAX#WiMAX5G#Galaxy5GMobileWiFi pic.twitter.com/0NX9n2VfCP— 及りん@かなたそ推し (@oirin_main) March 28, 2023
https://twitter.com/photoshopsinya/status/1532234315886907393
WiMAXモバイルルーターのバッテリー長持ちさせるための注意点
これからご紹介するWiMAXのモバイル型ルーターのバッテリーを長持ちさせる、つまり、WiMAXのモバイル型ルーターがローバッテリー状態になるのをなるべく先送りにする方法は日常の使用方法の中でちょっとしたことを意識するだけで実践できるものがほとんどです。
もしリチウムイオン電池の交換が必要となれば費用がかかる場合もありますので、ぜひ実践していただければと思います。
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充電しながら使用しない
これは皆様よくやりがちだと思いますが、機器の充電が残り少ないときや、持ち出す予定がありギリギリまで充電しながら使用したい時などに、充電ケーブルを繋いだまま使用してしまうことがあるでしょう。
これはローバッテリーへの進行を進めてしまう一つの要因になります。
充電しながらの使用は、通常時よりもバッテリーが熱を持つため、バッテリーの劣化を促進してしまいます。
十分に充電があるときなどは意識して充電ケーブルを抜いて使用するように心がけましょう。
また、充電は満充電の状態にするよりも、満充電の一歩手前で充電をやめた方がバッテリーへの負荷が少なく、結果としてバッテリーが長持ちするようになります。
充電が90%程度までされていた際には、同様に充電ケーブルを抜いてしまうのがバッテリーを長持ちさせるコツといえるでしょう。
逆に注意しないといけないのが、充電の残量が一切ない状態で放置しておくこともバッテリーの劣化を進めてしまいます。
ややこしいですが、少しだけ減ったバッテリーを頻繁に充電することもバッテリーの劣化に繋がります。
これらのことを踏まえると、理想の充電の仕方としては一度ほぼ使い切った充電を、満充電にすることなく充電し使用するといった形になります。
使用状況にもよりますが実践するのが難しいときもあるかと思いますので、無理のない範囲で実践していただけると良いでしょう。
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充電の回数を減らす
リチウムイオン電池の寿命について先ほど6年から10年程度が一般的といわれていますが、これを充電回数に置き換えた場合には概ね500回の充電といわれています。
使用状況等により差は出てくるかと思いますが、概ね500回の充電で寿命がなくなり、それに伴い満充電の際の使用時間が短くなっていったり、いわゆるローバッテリーと呼ばれる状態になってしまうというわけです。
細く長く使いたい機器であれば、なるべく充電することがないように使うのも一つの手といえるかもしれませんが、先述の通り充電のしなさすぎで放置しておくのもまたローバッテリーへの進行を促進する要因となるため、その点には注意が必要といえるでしょう。
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なるべく涼しい場所での使用し、温度が上がらないよう心がける
当然のことながら気温が高い場所で機器を使用すれば、それだけ機器の温度は上昇し、結果としてバッテリーの温度も上昇し、周りの温度が高いためバッテリーの温度はなかなか下がらず、結果としてバッテリーの劣化が早まり、ローバッテリーへの進行へとつながってしまいます。
夏場の空調がきいていない場所での使用や、車の中に放置してしまうことには特に注意が必要といえるでしょう。
また、機器が直接日光に当たるのも機器の温度が上がる原因になります。日当たりのいい場所での使用の際は、意識して日陰になる場所を作ることを意識した方が良いでしょう。
その他保温性の高い場所に置くことも避けた方が良いでしょう。
上着の内ポケットなどは人の体温と機器の発する熱で、想像以上に熱くなることがよくあります。
その他、カバンに入れる場合でも、カバンの材質によっては熱が逃げにくいものもありますので、そういった点も避けるように注意した方が良いでしょう。
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充電器はなるべく正規品を使用する
これは正規品でない充電器がすべて悪いのかというとそういうわけではありません。
正規品ではない充電器の中には、問題なく充電ができているように見えていても、実際は電力の供給が不安定で、バッテリーに負荷を与えてしまうものもあります。
正規品ではこのような負荷がかからないように設計されているため、なるべく正規品の充電器を使うようにした方が、バッテリーの劣化は防げるようになるでしょう。
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使用しないときは電源を落とす
当たり前の話に聞こえるかもしれませんが、使用していないときに電源を落とすこともバッテリーの劣化を防ぐのには重要です。
自分は使用していないつもりでもポケットWi-FiやWiMAX等の機器は電波を探すために稼働している状態になっています。
実際に自分が通信をしている時間以上に機器は稼働しているということになるのです。
夜中寝ているときなど、通信をする必要が無いときは電源落として休ませてしまうのが良いといえるでしょう。
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ポケットWi-FiやWiMAXのファームウェアを最新の状態にする
ファームウェアを最新の状態にすることとバッテリーの劣化は、一見関係のないようなことに見えますよね。
しかし、ファームウェアの更新内容にはあらゆる動作を無駄なく最適化されるような内容が含まれていることがあります。
そうすることで今まで無駄な容量を割いていた動作が修正され、結果として充電の使用量が少なくなることもあるというわけです。
その他直接的なものでいえば充電の方法が変更されたり追加されることもあるので、そういった内容をうまく利用することでバッテリーへの負荷を減らすことができるようになるというわけです。
更新内容を全てチェックするのが面倒だという方は、バッテリーにかかわる内容がある無しにかかわらず、最新のファームウェアが発信されたらそれを導入するといったやり方でもよいので、ファームウェアを常に最新の状態にするように心がけましょう。
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画面のディスプレイ設定を変更する
ディスプレイの設定の中で確認いただきたいのは、輝度設定と画面が暗転するまでの時間設定です。
まず輝度設定についてですが、輝度設定は簡単にご説明すると、画面の明るさの設定です。
これは明るくすれば明るくするほど充電の消費が上がり、また、熱も持ちやすくなるため、結果としてバッテリーに負担がかかるようになってしまいます。
もちろん暗くしすぎてしまうと画面が見づらく、目に負担もかかるかと思いますので、ご自身が無理なく使用できる明るさで、明るすぎない段階で設定すると良いでしょう。
暗転するまでの時間については、機器は一定時間たつと画面が暗転するように設定されていますが、この暗転するまでの時間を短く設定すると、画面が明るく電力を消費している時間を短くできるので、結果としてバッテリーへの負担を軽くすることができます。
ここで述べたディスプレイ設定ですが、機種によってできるものとできないものが存在するため、取扱説明書や販売店などに確認をとってみましょう。
ここまででWiMAXのモバイル型ルーターがローバッテリーにならないような使用方法についてお伝えしてきました。
しかし、どんなに丁寧に使用していてもいつかは必ず寿命を迎えローバッテリーと呼ばれるような状態になってしまいます。
では実際にローバッテリーと呼ばれる状態になってしまった時にはどのように対応すればよいかについてご説明していきます。
ローバッテリーと呼ばれる状態になってしまったら
ローバッテリーと呼ばれる状態になってしまった場合にはバッテリー、つまりリチウムイオン電池の交換が必要となります。
寿命を迎えてしまったリチウムイオン電池そのものを再び使用できるようにすることはできませんので、リチウムイオン電池の交換対応が必要となるわけです。
しかし一般的な電池ならまだしもリチウムイオン電池の交換はしたことがないという方の方が多いのではないでしょうか。
そんな方でもご安心いただけるようほとんどのプロパイダではバッテリーの交換対応を行ってくれます。
料金が発生してしまうことがほとんどですが、契約期間開始直後にローバッテリーと呼ばれる状態になってしまった場合には無料でリチウムイオン電池の交換対応をしてくれることもあるようです。
また、ネットショップや家電量販店で対応するリチウムイオン電池を購入し、ご自身で交換対応を行うこともできます。
交換作業自体は決して難しいことではありませんが、万が一破損させてしまった場合には自己責任となるのでその点は注意が必要です。
さいごに
ここまでローバッテリーと呼ばれる状態にならないような使用方法、ローバッテリーと呼ばれる状態になってしまった時の交換方法についてお伝えしてきました。
しかし、実際に称している方の中には、ローバッテリーと呼ばれる状態になってしまっても充電しながら使えばずっと使えると思うかもしれません。
ローバッテリーと呼ばれる状態になっても確かにしばらくは使用し続けることができるでしょうが、この使用には危険が伴います。
寿命を迎えたリチウムイオン電池を充電したままの状態で使用し続けると、徐々にバッテリー内にガスが溜まりバッテリーが膨張します。
バッテリーが能徴したまま使用し続けると、液晶部分や本体基盤部分の破損、最悪の場合には爆発し使用者にけがを負わせる可能性もあります。
ご自身の使用環境や使用期間の考え、ローバッテリーかもと思った場合にはお早めの交換をおすすめいたします。