現在多くの人がスマホ、パソコンを室内外問わず様々な場所で使用しています。
そんな中もはや必須とまで言ってもいいほどに普及しているのがポケットWi-Fi、WiMAX等の機器です。
自宅だけでなく屋外においても通信量を気にすることなく、また、快適な通信環境で通信ができるため多くの人に利用されています。
そんな中ポケットWi-FiやWiMAXを利用し始めた方々によくある問題が「メールの送信ができない」といった問題です。
ポケットWi-FiやWiMAXを利用し始めてからメールの受信はできるけど、送信だけできなくなったという方は多くいらっしゃるようです。
このような場合にどのように対処すればいいのかという点に焦点を当ててご説明させていただきます。
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Contents
メール送信できない時はWi-Fi自体に問題がある場合が多い
他のネットワークでメールは送信できるのに、 WiMAXに接続するとできないという場合もあるかもしれません。
WiMAXを利用していると、メールが届かないといったことは実際にあります。
それはWiMAXの電波の状況によるものが原因となることがほとんどです。
当然ですがWiMAXが圏外であればメールの送受信はできません。
メール送受信もWiMAX回線で済まそうとすると、常時モバイルルーターの電源は入れてなきゃならないし、当然WiMAXの圏外ではメールは届かない。超不便。
— sHo (@sho_shida) February 19, 2011
wimaxつけてるとつながらなすぎてメールやライン通知届かないからもう使わない。
— 翠都 (@h_eisvogle) April 11, 2013
せっかくWiMAXの電波不良でメールが届かないといったことが起きてしまうのは不便でしかありませんよね。
Wi-Fi側に問題がある原因の例がこちらです。
・通信障害が起きている場合
・エリア外にいる
・周りに障害物がある
・接続台数が多い
・ルーターと端末の距離が遠い
・端末が故障している
・回線が停止されている
このようなものが主な原因です。この原因の対処法を一つずつ解説していきます。
通信障害が起きている場合
普段から問題なく使っているWi-Fiが突然回線障害が起こってしまった場合、 WiMAXの電波供給自体に問題が発生している場合があります。
公式サイトをチェックすると何か通信に異常がある場合は、情報が載っていることもありますのでまず先にこちらをチェックしてみましょう。
ですが通信障害が出たからといって、すぐに公式サイトに情報が載ると言うことも限りませんので少し時間をおいて何度かチェックをすることも大事です。
公式サイトで回線障害の情報が出ている場合は、回線が復旧するまで待つしか方法はありません。
その場合は割り切って復旧が終わるのを待ちましょう。
エリア外にいる
WiMAXの回線の通信範囲は決められています。
対象のエリア外で使っている場合は通信障害が起きる可能性が高いです。
エリア外で使用すると通信速度が遅くなり、圏外になることもあります。
契約をしたはいいが使えないと言うことがあるため、契約をする前にご自身の住んでいる地域が対象エリアかそうでないかをホームページの方で確認しましょう。
対象エリアは年々増えてきていますが、都心部が主に多いです。
地方になるとまだ対応していない地域もあるので確認が重要になってきます。
周りに障害物がある
WiMAXは建物などの障害物の影響で、回線に問題が起きる場合が多いです。
地下にいる場合や屋内にいる場合、周辺の建物の障害物に電波が吸収され回線が弱くなることもあります。
ルーターの置く位置によって改善できる場合もありますが、お使いの地域によっても電波が入りづらい場所、入りやすい場所と言うのもあります。
ルーターを置く場合はできるだけ周りに障害物がないところに設置するのが良いでしょう。
接続台数が多い
Wi-Fiのルーターごとに、接続できる端末の数は決まっています。
もしかすると接続している端末の上限を超えている可能性もあります。
スマホやパソコン以外にも、プリンターやスピーカーなどWi-Fiは様々な電化製品に接続することができます。
知らないうちに接続台数がいっぱいになっている場合もあるので、その時は一度他の端末との接続を切断してから繋ぎ直してみてください。
ルーターと端末の距離が遠い
ルーターとの距離があると通信速度が遅くなりがちです。
そのためWiMAXのルーターの置く場所を変えるだけで回線障害が改善される場合も多いです。
基本的に設置する場所はルーターと使用するデバイスの間に障害物がないのが理想的です。
窓際に置いた方が外からの電波を拾いやすいですが、窓の外の環境によってどの場所に置くのが良いのかで差は出てきます。
ネットに接続してホームルーター本体の電波を見ながらどこが安定した回線速度を出せるのか歩きまわって確かめるのが1番良いでしょう。
ポケットWi-Fiの場合は、クレードルを使うと写真状況が良くなるので持っていない方はクレードルの購入を検討してみても良いかもしれません。
端末が故障している
まずは一度、電源を入れ直すか、SIMカードを挿入し直すと回復する場合もあります。
それでもダメな場合はWiMAXの端末自体が故障している場合もあります。
端末が古いものであったり、衝撃を与えてしまうと故障の原因になりやすいです。
夏場などは車の中のように高温のところに放置していたり、ポケットに入れていると汗で水没してしまうなんていうこともあります。
心当たりがある方は修理に出していただくか、端末が古い場合は新しい端末に乗り換えても良いかもしれません。
そのほうがお得に利用できる場合もあります。
回線が停止されている
WiMAXの料金の支払いが確認できておらず回線が停止されている場合がります。
UQWiMAXの場合は支払期日までに確認が取れない場合は「利用停止予告書」「強制解約予告書」「コンビニ専用払い込み票」が届きます。
これらが届いているにもかかわらず支払いがない場合に利用停止や強制解約に至る場合がありますので注意してください。
身に覚えがない場合はすぐにカスタマーセンターにご連絡ください。
メールの送信ができない場合には、そのほかの要因
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そもそもインターネットに接続できていない
パソコン等のセットアップ等が完了したばかりの場合によくあることですが、インターネットに接続できたつもりになっていたけれど実際は接続できてなかったということは事実よくあることです。
インターネット設定の中にはインターネットの接続診断がありますので、そちらを試してみたり、グーグルクロームを開いてみて実際にインターネットに接続できるかを試してみましょう。
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メールアドレスが間違っている
こちらもよくあるイージーミスではありますがメールアドレスが間違っている場合にも、もちろん相手方にメールは届きません。
ただ、誤って入力したメールアドレスが存在しない場合に、送信できなかった旨が記載されたシステムから送られてくるメールの内容が英文であるために、メールアドレスが間違っているということに気づかなかったというパターンも考えられます。
メールが相手に届いていないことが確認できた際には、一度ご自身の受信ボックスの中をご確認いただき、英文のメールが届いていないか確認してみましょう。
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送信先の容量オーバー
こちらはメールの送信相手が仕事上の関係の方の場合によく起こるのですが、メールを受信する際にも必要な容量があり、容量を超えてしまっているとメールを受信することができなくなってしまいます。
私も経験があるのですが、毎日仕事で大量のメールのやり取りをしていると、わりとすぐに容量はいっぱいになってしまうものです。
容量がいっぱいになったとしても、メールの受信以外の機能は問題なく使えるため、メールの容量がいっぱいになっていることに気付きづらいのも難点です。
受信したメールの容量がいっぱいになったときは、受信したメールの圧縮等で空き容量を確保すれば、問題なくメールの受信が可能になりますので、メールの送信ができなかった相手方に一度メールの受信容量の確認をしてもらうと良いでしょう。
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送信の際に添付したファイルの容量が大きすぎる
メールの送信の際にPDFやワード、エクセル、画像といったファイルを添付する際に、その添付したファイルの容量が大きすぎる場合にもメールの送信がうまくいかないことがあります。
エクセルファイルでマクロなどが含まれているファイルや、スマホで撮影した画像等は自身が思っているよりもファイルの容量が大きくなっていることがよくあります。
ファイルを添付する際には事前に自分が送るファイルサイズの大きさは確認しておくようにしましょう。
ファイルの容量が大きすぎる際にもシステムからエラーメッセージが送られてくることがほとんどですが、このメッセージも英文であることがほとんどのため、メールが送信できなった理由がファイルのサイズということに気付いていない場合もあるでしょう。
迷惑メールに気を付けながらも、自分がメールを送信した直後に届いた英文のメールは内容まで確認するのがいいかもしれませんね。
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相手方の迷惑メール、セキュリティソフトの設定に引っかかっている
メールを受信する側の問題にはなってしまうのですが、今までは問題なくメールを受賞していた相手方が、何らかの要因で迷惑メールの設定を変更したり、セキュリティソフトの変更や内容の変更を行った場合に、こちらが送信したメールが相手側に迷惑メールとみなされてはじかれてしまうことも一つの原因として考えられます。
その際は相手側の迷惑メールの設定やセキュリティソフトの中で、こちらのメールのドメインを登録してもらい受信できるようにする等の対応が必要となります。
ある時から突然相手にメールが届かなくなった場合は、迷惑メールの設定やセキュリティソフト関連でここ最近変更を行っていないかを確認してみましょう。
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メールの設定(上述の詳細設定等)がおかしくなっている
メールの送受信ができないときにご自身で何とか直してみようと思い、メールの詳細設定の中身を色々変えてしまったことが原因の一つとなり、メールの送受信ができていないパターンも考えられます。
メールの詳細設定の中身については、細かいことはここでは言及しませんが、何でもいいわけではなく、基本情報のメールアドレス、パスワード、POPサーバー、SMTPサーバー等の複数の情報が必要となっています。
上述した内容を例にあげますと、送信サーバー(SMTP)の番号を587に変更するという作業も、適当な数字で587と言っているわけではなく、理由があって587という数字を指定しているわけです。
色々と自分でいじってしまって何をどう変えたのかわからないという状態になってしまった場合は、トラブルサポート等に連絡を入れてみるのも良いかもしれませんね。
送信サーバー(SMTP)のポート番号を変更する
ここからは少し専門的な話になってしまいますが、ポート番号とはパソコンがどのような手順でデータをやり取りするかわかるように付けられた番号のことです。
ポート番号はいろいろな種類があり、例えばポート番号20番はデータのやり取りに、80番はWebサイトにアクセスするためのものであったり様々です。
もちろんメールを送信するためのポート番号もあります。
25番と587番がそれに該当します。
25番のポート番号はウイルスに感染したパソコンからスパムメールを送る際によく使われているため、ポート番号の設定を25番にしていると、届くメールに関しては全て受信を拒否する設定がされている場合があるのでメールが送信できないということが起こります。
587番ですと、メール送信時にサーバーにIDとパスワードで認証を取ってなりすましメールなどを防いでいます。
587番が使えない場合は2525番を試してみてください。
このポート番号は正式なポート番号ではありませんが、587番の代替手段としてよく使われます。
まとめると、メールが送信できない場合は送信サーバー(SMTP)のポートの番号を587番に変更すればメールの送信が可能になる場合が多いです。
ポート番号の変更の仕方
では、Outlookの場合を例に番号の変更方法をお伝えいたします。
- 左上「ファイル」を選択し、「アカウント設定」を選択する
- 現在使っているメールアドレスを選択し、「変更」を選択する
- 表示された画面の中から右下部にある「詳細設定」を選択する
- 表示された画面の中から「詳細設定」のタブを選択する
- 送信サーバー(SMTP)の右側四角の中の数字を「587」に変更する
- 画面下部の「OK」を選択して終了
以上の流れで送信サーバー(SMTP)のポートの番号の変更は完了となります。
ここまでの設定を行ったにもかかわらず、まだメールの送信ができない場合には、そのほかの要因が考えられますので、以下に記載する事項を確認してみてください。
まとめ
ここまでメールの送信ができない時の対応方法を述べてきましたが、いかがでしたでしょうか。
メールの送信ができない場合は自身の原因だけではなく、相手方に原因があることも多くあります。
自信と相手の両方から思い当たる原因はないか探していくことが早期解決につながるといえるでしょう。
また、本記事はメールの送信だけでなく、受信ができない場合にも通ずる内容です。
受信ができない場合には本記事の中でいう「相手方」の立ち位置に立ってみると解決につながるかもしれません。
メールの送受信ができない場合には本記事を一読していただけると幸いです。
どうしても繋がらない場合は、ご契約したプロバイダーに問い合わせて指示をもらってください。