現在多くの人がスマホ、パソコン等の通信機器を室内外問わず様々な場所で使用しています。
そんな中もはや必須とまで言ってもいいほどに普及しているのがポケットWi-Fi、WiMAX等の機器です。
自宅だけでなく屋外においても通信量を気にすることなく、また、快適な通信環境で通信ができるため多くの人に利用されています。
最近ではプライベートの利用だけでなく、テレワークのために会社から貸与されたポケットWi-FiやWiMAXを利用する方も多いのではないでしょうか。
そんな多くの方々に利用されているポケットWi-FiやWiMAXですが、利用している方々の中には通信速度が遅い、いつもではないけれど時々通信環境が悪くなる、といったポケットWi-FiやWiMAXの不調に悩まされている方もいらっしゃることでしょう。
このポケットWi-FiやWiMAXの通信不良が簡単に解決できる方法としてインターネット上で話題になっているのが、ステンレスボウルを利用した簡易的なパラボラアンテナの作成です。
ステンレスボウルのパラボラアンテナに効果なんてあるのかと疑問を持たれるのも当然です。
今回はインターネット上の情報をもとにステンレスボウルのパラボラアンテナに効果があるのかという点についてご説明していきたいと思います。
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Contents
ステンレスボウルのパラボラアンテナは実際に効果があるのか
さて、簡単に作成することができるステンレスボウルのパラボラアンテナですが、実際に通信環境は改善するのでしょうか。
インターネット上の情報を見る限り、改善する場合と改善しない場合の両方が存在しています。
改善するといった意見には最大で通信速度が3倍から4倍まで上昇したとの情報もあります。
https://twitter.com/KoubouFutaba/status/1324186222827200512
しかし逆に通信速度に変化がなかったという意見や、若干通信速度が遅くなったという意見も存在します。
Wimax、どうやらボウル使うより単純に高いところに設置したほうが効果がある模様
— おらんだ (@yasan51) March 30, 2012
ステンレスボウルのパラボラアンテナを利用した通信速度の測定方法や、モバイル型ルーターの機種等にそれぞれの違いがあるため、一概に効果があるともないとも言いづらいというのが現状です。
しかし、通信環境が改善され、通信速度が上昇する可能性があり、ステンレスボウルのパラボラアンテナ自体は簡単に作成できるため、ダメもとでも一度試してみるのはいいかもしれんせんね。
ステンレスボウルのパラボラアンテナの作り方
インターネット上でいわれているパラボラアンテナの作り方についてご説明すると、百円ショップ等で販売しているステンレスボウルをそのまま置き、その中にモバイルWi-FiやWiMAXのルーターを入れるだけです。
WiMAXを高速化させる裏技知ってる?
必要な物はボウルだけ。なんとルーターを金属製のボウルに入れるだけで、
速度が速くなるんだ。
ボウルでパラボラアンテナを自作する感じだな。設置場所によっては
4倍近い速度が出る事もあるぞ。 pic.twitter.com/x6tsc5nTEQ— 銀さんの学校では教わらないムダ知識 (@ginchan_muda) September 29, 2015
もっとも簡単なものについては上述のようにステンレスボウルを置くだけで完成してしまいますが、その他のにもプラスチック製のボウルにアルミホイルを巻いたものなど、インターネット上には様々なパラボラアンテナが紹介されていますが、どれも安価で簡単に作れるようなものばかりなので、作成の難易度自体はかなり低いといえるでしょう。
パラボラアンテナ以外の通信環境を改善する方法
パラボラアンテナ以外にも通信環境を改善する方法はいくつか存在します。
特別な道具も必要なく、簡単にできるものが多いので是非参考にしてみてください。
- インターネット機器を再起動する
- モバイルWi-FiやWiMAX機器を再起動する
- お使いのインターネット機器とモバイルWi-FiやWiMAX機器の間に遮蔽になるようなものがないか確認する
- モバイルWi-FiやWiMAX機器の近くで再接続してみる
- インターネット機器の本体を最新の状態にアップデートする
モバイルWi-FiやWiMAXのみならず、Wi-Fiルーターには置き場所に向き不向きがあります。
例えば電波を出すもの(電子レンジ、IH調理器、Bluetooth機器等)の近く、周りに物があるところ、部屋の角、金属や鏡の近くは電波の広がりに悪影響を及ぼす可能性があるのでオススメはできません。
逆に棚の上等の高い位置や、部屋の中心部は効率的に電波が届くためオススメです。
インターネット機器のバージョン(OS等)が古い場合にインターネット機器がWi-Fiに接続できないことや、接続が不安定になることがあるようです。アップデートの際は念のためバックアップを作成しておいた方がいいでしょう。
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
どうしても通信速度が気になる場合は光回線も検討しよう
ご家庭で利用できる通信サービスの中で、最も安定しているものは光回線だといわれています。
これまで述べてきた通信環境の改善方法で満足することができないという方は、光回線の導入も検討した方が良いかもしれません。
一般的なモバイル型ルーターでもWiMAXは通信速度が速いといわれています。
その通信速度は光回線にも劣らないといわれています。
しかし、理論上WiMAXの通信速度は光回線にも劣りませんが、実際に使用してみると光回線より通信速度が遅くなることがほとんどです。
光回線の通信速度の最大値はどのメーカーも大体1~2Gbpsですが、WiMAXの通信速度の最大値は2.7Gbpsと光回線を上回っています。
しかし、一般的な環境で使用した場合のそれぞれの通信速度を比較すると、光回線は180~200Mbpsで、WiMAXは45~85Mbpsと、WiMAXは光回線の半分の速度も出ていないことがほとんどです。
一般的に通信サービスを利用する上で理論値が出ることはまずないと考えていいので、やはり実際に使用すると光回線の方が速いといえるでしょう。
ではWiMAXは実際のところ通信速度が遅く、使いづらい通信サービスなのかといえばそうとは言えません。
一般的な使用方法の中で通信速度を重視するものでいえば動画の視聴があります。
動画の視聴自体は高画質のものでも大体30Mbpsあれば快適に視聴できるとされており、この通信速度はWiMAXが提供できる通信サービスで十分にカバーすることができます。
強いて言えばオンラインゲームの中には100Mbps程度の通信速度を求めるものもあるため、WiMAXではそういったオンラインゲームのプレイには十分ではない可能性があります。
まとめ
ステンレスボウルのパラボラアンテナが通信環境を改善する手段として使用できるかどうかは、実際に試してみないとわからない場合が多いといえるでしょう。
今回はステンレスボウルのパラボラアンテナに加えて、その他通信環境を改善する手段をご紹介しました。
ご自身でお使いのモバイルWi-FiやWiMAXの通信環境が悪いと感じた時は、ステンレスボウルのパラボラアンテナだけでなく、その他の方法も試してみてはいかがでしょうか。