現在多くの人がスマホ、パソコンを室内外問わず様々な場所で使用しています。
そんな中もはや必須とまで言ってもいいほどに普及しているのがWiMAX等の機器です。
自宅だけでなく屋外においても通信量を気にすることなく、また、快適な通信環境で通信ができるため多くの人に利用されています。
そんなWiMAXですが今実際に使用している人も、これからの使用を検討している人の両方に言えることですが、自分が契約しているWiMAXが他人に勝手に使用されたりしないか不安に思ったことは無いでしょうか。
今回は他人に勝手にWiMAXを利用されないために実際にどうしたらいいのか、ご説明していきたいとおもいます。
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WiMAXを利用していてデータの流出はありうるのか
結論から言うと、WiMAXは暗号化規格と通信規格ともに最高といってもいい水準のものを使用しているため、暗号化されたデータが解析されて、データが流出してしまったといったようなことは非常に起こりにくいといえるでしょう。
もしそのようなことが発生するのであれば、むしろ使用者側の不注意による流出の方が可能性が高いといえるでしょう。
実際利用している方がセキュリテイ面も完璧、との声も聞かれました。
WiMAXはセキュリティの面で懸念していたが、とうとうWiMAXに変えた。セキュリティ面も完璧。
— 妖狐 (@ClearSky_022) August 4, 2012
SSIDやパスワード等が記載されたメモを他人の目の付くところに置いてしまったり、一時的に他人に回線を利用させたりといったことが原因の一つになりデータの流出が発生する可能性は十分にあるかと思います。
暗号化規格、通信規格ともに優秀で、解析に膨大な時間が必要となるというWiMAXのセキュリティ部分の心配というよりも、自身の注意、管理といったところがデータの流出については重要な要素となるのではないでしょうか。
WiMAXのセキュリテイが強固な理由
WiMAXの通信には「AES」と呼ばれている暗号化規格が使用されています。
まず「AES」とは一体何なのかという点について説明していきます。
「AES」とは無線LAN等の通信データの暗号化に用いられる暗号化アルゴリズムです。
「AES」を用いて通信データを区切り、並べ替えを複数回行うことによって、非常に強固なセキュリティを実現しています。
この非常に強固なセキュリティを維持しながら処理速度が速いため無線LANやWi-Fi機器にて広く使われています。
現時点で最も安全な暗号化アルゴリズムの一つともいえる「AES」を使用しているのは安心できますね。
WiMAXに使われている通信規格について
WiMAXに使用できる通信規格は3種類ありますが、特段の理由がない限りは3種類の内最も安全性が高いといわれている「WPA2」を使用すると良いでしょう。
「WPA2」は現時点で最新の通信規格であり、最も安全性が高いといわれています。
接続する機器が対応していない場合を除けば、この通信規格を使用していれば問題ないでしょう。
「WPA2」の次に安全性の高い通信規格と言われているのが「WPA」です。
「WPA」はセキュリティが低いとまでは言われませんが、「WPA2」と比較すると安全性が落ちるといわれています。
「WPA2」が使用できない機器で「WPA」が使用できるのであれば、「WPA」を使用しておけば、まず、大丈夫といえるでしょう。
最後にご説明するのは「WEP」ですが、この通信規格は上記2つの通信規格の内どちらかが使用できた場合には、あえて「WEP」を使用する必要は全くないといっても過言ではありません。
安全性は上記2つの通信規格と比較しても低く、最新の通信機器ではそもそも「WEP」に対応していない場合もあるほどです。
そもそもなぜ安全性が低い回線を用意してあるかといいますと、セキュリティが低いWEPの通信規格でないと通信ができない機器、例えば、ひと昔前の携帯ゲーム機等を接続するためです。
iPhoneとWiMAXを接続すると「安全性の低いセキュリティ」と表示される?
iPhoneのほかアップル社の製品をWiMAXと接続した際に「安全性の低いセキュリティ」と表示されたことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか。
これは実際に、接続している回線に使用されているセキュリティが比較的にみて安全性が低いものを使用している場合に表示されるメッセージです。
例えば先ほどご説明した暗号化規格でいえば、「AES」を使用している場合は表示されませんが、「AES」よりも比較的安全性が低い「WEP」などの暗号化規格を使用している場合、メッセージの表示が行われます。
その他通信規格でも同様にセキュリティレベルが比較的高いとされる「WPA2」を使用しているときにはメッセージの表示は行われませんが、Wi-Fi等に利用される通信規格の中で最も古い通信規格である「WEP」を使用している場合にはメッセージの表示が発生します。
このメッセージが出ないようにするには、接続する回線を選択する必要があります。
設定については各WiMAX機器により異なりますのでご確認ください。
他人が自分のWiMAXを勝手に利用できるのか?
そもそものお話ですが、見ず知らずの他人が自分の契約しているWiMAXを勝手に利用することは可能なのでしょうか。
この点について結論から申し上げますと、システム的にはほぼ不可能ですが人為的なミスなどで他人が利用できる状態は十分にあり得ます。
まず、WiMAXの基本的なセキュリティについてはセキュリティが固いと十分に言えるレベルのものが使用されているため、システム面からのアプローチで他人が無理やりWiMAXを利用しようとしても現実的ではないと言えます。
しかし、人為的なミスについては充分に起こりうるといえるでしょう。
例えばカフェ等の外出先でWiMAXを利用している際に、使用者がトイレなどで一時的に席を外している間に、悪意を持った人間がSSIDとパスワードの記載があるメモなどを盗み見る、または、撮影してしまったなんてことは十分に起こりうるといえるでしょう。
その他でいえば親しい間柄の人に一時的に使用させるためSSIDとパスワードを教えたが、その人が見ず知らずの他人にSSIDとパスワードを伝えてしまったなんてことも考えられます。
自分の使用している端末のみ使用可能な状態にする方法
上述した通りWiMAXが他人に勝手に利用される場合の原因となりうるものは、そのほとんどが人為的な原因に基づくものとなっています。
そんな中設定で自分の通信機器のみが接続できる状態にすることもできます。
それはMACアドレスの登録です。
スマホやパソコン、WiMAX機器に至るまで、それぞれのMACアドレスが与えられており、それをMACアドレスフィルタを使用することで、定めたMACアドレス以外の通信機器を使用できなくすることが可能です。
設定については各通信機器により異なるため詳細は省きますが、基本的には各機器の設定画面から自分の通信機器のMACアドレスを確認し、それをWiMAX機器に登録するといった流れになっています。
ちなみにMACアドレスは16進数での表示となっているため、英数字の組み合わせの文字列になっています。
MACアドレスを登録する際は16進数を普段使っている10進数に直す必要はないので、表示あれている文字列をそのまま入力していただければ基本的には問題ありません。
こういった設定をする際に間違えてしまうのが怖いという方もいらっしゃるでしょうが、実際間違えてからといって、カスタマーサポート等を必ず受けなければいけないかというとそういうわけでもありません。
WiMAX機器には工場出荷状態、つまり、お手元にWiMAX機器が届いたときの状態に戻すことが可能です。
もちろんMACアドレスの設定を含めたすべての設定が消えてしまいますが、業者に頼むことなく設定を個人で初めからやり直すことが可能なのは便利といえるでしょう。
・自分のWiMAX機器のSSIDを隠してしまう
まず、SSIDとは何かということについてご説明しますと、簡単に言えば飛んでいる電波につけられた名前のようなものです。
皆さんも経験したことがあると思いますが、自身のスマホやパソコン等をWi-Fiに接続しようとしたときに、インターネットの設定から利用できるインターネットを自動で検索し、目的のWi-Fiの電波の名前を探した際に目的の機器のSSIDだけでなく、知らないSSIDが複数表示されたことがあるでしょう。
インターネットの自動検索を利用し、通信機器をWi-FiやWiMAXに接続しようとする際には、その通信機器が現在届いている全ての電波のSSIDを表示するため、目的の電波とは異なる複数のSSIDが表示されてしまいます。
そんなことを防ぐためにそもそも他人の通信機器に自身のWiMAX機器のSSIDが表示されないようにしてしまおうというわけです。
SSIDが表示されなくなったら自分もWiMAXを使用できなくなるのではないかと心配される方もいらっしゃるでしょうが、ご自身でWiMAXを使用したい際は手動でSSIDを検索すれば問題なくSSIDは表示されますのでご安心ください。
また、SSID自体も変更することが可能ですので、他人から推測されにくいSSIDを設定しておくと、よりセキュリティは手厚くなるといえるでしょう。SSIDが他人に表示されないようにするにはSSIDステルスの項目をオンにするだけなので非常に簡単です。
しかしSSIDステルスを利用していれば必ず他人に自分のWiMAXのSSIDを検索できないかというとそういうわけでもなく、一般的な方法ではないですが、SSIDステルスがオンの状態の電波を探し出す方法もあるようです。
万が一悪意を持った人に自分のSSIDが露見した場合に備えて、先述したMACアドレスフィルタと合わせて使用するのがより効果的といえるでしょう。
他人に自分のWiMAXを利用されないようにするには
これまでに述べたMACアドレスフィルタの利用とSSIDステルスの利用、というのが主な他人に自分のWiMAXを利用されない方法になるでしょう。
その他の方法としては、自分が通信機器を使用していないときにはWiMAX機器の電源を落としてしまう、といった方法やSSIDを頻繁に変更するといった方法が考えられます。
電源を落とす方法については単純に電波の利用可能な時間を短くすることで、悪意を持った他人が使いたいときに使えないような状態になる可能性が高くなります。
SSIDを頻繁に変更する方法については、WiMAX自体はSSIDとパスワードの両方が一致しないと使用できないため、万が一、一度SSIDとパスワードの両方が悪意を持った人に露呈してしまったとしてもSSIDを変更してしまえばもう一度SSIDがその悪意を持った人に露呈しない限りは、原則使われることは無くなるといえるでしょう。
電波という目に見えないものであるからこそ、他人に無断で使用されていたとしても非常に分かりにくいものとなっています。そういったものにかけるセキュリティであるからこそ、日々の細かな対応が必要になってくるといえるでしょう。
Wi-Fiの不正利用について
自分のWi-Fiを使っていたらある日突然通信量が増えたり、表示されているデバイスの接続台数がおかしいなんていうことはありませんか?
WiMAXは不正利用されたという声は見られませんでしたが、ポケットWiFiを利用している方が
他人に利用されたという声はいくつか見られました。
外でも使えるようにとポケットWiFi使ってるけど、実際は外出先でネット使わないし田舎の実家では電波入らない子だったし他人にタダ乗りされたゆるゆるセキュリティだしもう…もう…
— なみごん( ˙-˙ ) (@raina_puyo_n) July 19, 2021
もしかしたら、あなたのWi-Fiが勝手に使われているかもしれません。
今回はWi-Fiのセキュリティー対策について詳しく解説していきます。
Wi-Fiが勝手に使われた時の危険性
Wi-Fiが勝手に使われると、通信量が増えたり、最悪の場合悪意がある人に利用されたときにそのWi-Fiを経由してウイルスがばら撒かれたり、違法ダウンロードなどが行われるとあなた自身が犯罪に巻き込まれる可能性も十分にあります。
さらに、ご自身の通信内容を覗き見されたり家族や友人の個人情報までも流出する可能性も出てきます。
こうならないためにもWi-Fiのセキュリティー対策をしっかりしておく必要があるのです。
自分のWi-Fiが不正利用されていないか確認するには
不正利用の有無は基本的にWi-Fiルーターの管理画面から確認することができます。
Wi-Fiルーターのネットワークの中に自分以外の端末がある場合には、勝手にWi-Fiが利用されている可能性が高いです。
設定画面からクライアント一覧を確認すれば今現在接続されているパソコンやスマホ、スピーカー、プリンターなどの端末のIPアドレスをすべて表示することができます。
接続されている数が自分の端末の数より多い場合誰かがご自身のWi-Fiを不正利用している可能性があります。
スマホからも接続端末を確認するアプリなどもありますので、不安な方はチェックしてみてください。
Wi-Fiのセキュリティ対策は何をすればいいの?
それではセキュリティー対策とは具体的に何をすれば良いのでしょうか。
対策方法はいくつかありますので一つずつ解説していきます。
工場出荷状態に戻す
万が一設定を間違ってしまった場合簡単に変更することはできません。
説明書の内容に従ってWiMAXルーターをリセットして工場出荷状態に戻しましょう。
モードなど再設定が必要になるのは手間ですが、この方法でないとリセットすることはできません。
ここまでに紹介したMACアドレス制限のみでもかなり効果的ですが、残念ながらまだ完璧ではありません。
WiMAXルーターへの不正アクセス対策としてはもう一段階進めるとより安心です。
端末の通信を暗号化する
これが一番基本的な対策です。
アクセスポイントと各端末の通信を暗号化しましょう。
暗号化するとアクセスポイントに設定されているパスワードを知っている人しか利用できなくなります。
ルーターを購入した時点で必ず設定するようにしましょう。
MACアドレスフィルタリングを使う
MACアドレスとはネットワーク機器を識別するための物理アドレスのことで、MACアドレスフィルタリングとはWi-Fiルーターに接続できる端末のMACアドレスを登録し、未登録の端末を接続させない仕組みを作ることです。
しかし、偽装したMACアドレスを使ってアクセスする方法もあるので、万全というわけではありません。
ステルス機能を使う
Wi-FiルーターにはSSIDというユーザー認証のためのIDが付けられています。
Wi-Fiルーターのステルスと呼ばれる機能を利用すれば、誰かがパソコンやスマートフォンで周囲のアクセスポイントを表示させたときに、一覧にSSIDが出なくなります。
SSIDを隠した場合でも検索する方法はあるので完全に隠せるということではないです。
Wi-Fiルーターのファームウェアを更新する
コンピュータや電子機器には、ファームウェアと呼ばれるコンピュータや電子機器を制御するソフトウェアが内蔵されています。
Wi-Fiルーターのファームウェアを更新し最新の状態に保つことで、セキュリティを高い状態にしてタダ乗りを防ぐことができます。
更新方法は機種によっても異なりますが、設定画面からアップデートできるのが一般的です。
定期的にパスワードを変える
単純ではありますが、パスワードを定期的に変更するということは、タダ乗りを防ぐ効果的な方法のひとつです。
その際パスワードの付け方にも工夫が必要で英数字、アルファベットの大文字、アルファベットの小文字を組み合わせて長いパスワードにするのが良いでしょう。
他人に推測されやすい自分の名前や生年月日、電話番号などパスワードは簡単に破られてしまうため絶対に避けましょう。
Wi-Fiのタダ乗りは、個人情報の流出や不正利用やアカウントの乗っ取りなどのリスクを高めます。
上記で紹介した方法を参考にして、Wi-Fiのタダ乗りを定期的にチェックして普段からセキュリティ対策を万全にしておくことも大切です。
設定を間違えた時の対処法
Wi-Fiの設定を間違えてしまった時の対処法はいくつかありますのでご紹介いたします。
工場出荷状態に戻す
万が一設定を間違ってしまった場合簡単に変更することはできません。
説明書の内容に従ってWiMAXルーターをリセットして工場出荷状態に戻しましょう。
モードなど再設定が必要になるのは手間ですが、この方法でないとリセットすることはできません。
ここまでに紹介したMACアドレス制限のみでもかなり効果的ですが、残念ながらまだ完璧ではありません。
WiMAXルーターへの不正アクセス対策としてはもう一段階進めるとより安心です。
ステルスIDの設定方法
ステルスSSIDは、接続に使用するSSIDと呼ばれる識別名を隠すもので、LAN設定のセキュリティ設定から制限できます。
SSIDステルスの項目をオンにすると、スマホなどでアクセスポイントを検索しても、自分のWiMAXルーターが見つからなくなります。
これは他人のスマホから見ても同様で、これであなたのWiMAXルーターの存在自体に気づきにくくなるはずです。
MACアドレスフィルタとステルス機能二つの設定をする
SSIDのステルス化は、あくまでも存在を見えにくくするだけの機能なので、WiFi電波をスキャンして詳しく調べれば見つかってしまいます。
そのため、1つの機能で不正な接続を防ぐのは困難ですが、MACアドレスフィルタ機能と組み合わせれば、セキュリティ面でより安心感を高められます。
たとえ家族や友人であっても簡単にはアクセスできなくなるので安心です。
自分の端末が他人の手に渡ってしまうとこれも意味がないので、端末の管理はしっかりしておきましょう。
通信設定をオフにする
対策はOSや個々のアプリの設定を見直し自動でダウンロードや通信が行われる設定か否かを確認しだい、必要に応じてOFFにするのがベストです。
しかし完全に通信を遮断するわけではないので、注意が必要です。
端末の電源を切る
WiMAXを使わない時は端末の電源を切る、又は使ってるアプリを終了した上でスリープモードにするのもひとつの手です。
電源を切るのが一番良いですが、頻繁に使うようならスリープモードにして使うときに解除するのが良いでしょう。
パスワードを変える
一度パスワードを他人に教えると、その相手が近くにいる場合相手も知らないうちに勝手にWi-Fiに繋がることもあります。
相手があなたの端末のWi-Fi設定を削除するかパスワードを変更しない限り勝手に接続されてしまうので、不便な場合は一度パスワードを変更してみてください。
もし第三者のアクセスが心配な場合は、接続設定のセキュリティレベルを引き上げたり、定期的にパスワード変更を行うようにしましょう。
プログラムのバグの可能性
これらの対策をしても勝手に増える現象が起こり、いくら調べても原因が判明しないケースもあります。
OSかアプリのバグで必要以上に通信が発生することは、過去に様々な端末で起こっています。
ユーザー側でできることは限られていますし、開発者が根本的に解決べき問題なので、改善されるまで待つのが正解です。
ソフトウェアアップデートがあるなら必ず実行しておきたいですね。
改善までの間は端末の電源を切るか、インターネット回線に繋がらない場所で使用するのが無難でしょう。
まとめ
あまり身近ではありませんが、Wi-Fiの不正利用は確かにあります。
やはり自分の身はご自身で守るしかありません。
Wi-Fiの不正利用はウイルス感染や個人情報漏洩などの危険性もあり注意が必要です。
今回ご紹介してきた対処法をうまく駆使してWi-Fiの不正利用を防ぎましょう。