近年ではスマホを持っているのが当たり前の時代となり、また、スマホを利用している人々の中でも、ポケットWi-FiやWiMAXといった機器を利用している方も相当数いらっしゃることと思います。
実際これらの機器は、スマホの基本契約のみでは足りない通信量を補ったり、外出先でも快適にネット環境を利用できるようにするために重宝されています。
そんなポケットWi-FiやWiMAXですが、使用していて「閲覧履歴がポケットWi-FiやWiMAXの機器に保存されてないか?」といった点が気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
完全に自分一人が使うならまだしも、他人に使用させる可能性があったり、家族内で共有している場合などは、他人に自分の閲覧履歴は見られたくないものですよね。
今回はそんな疑問に焦点を当ててお話していこうと思います。
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Contents
ポケットWi-FiやWiMAXは閲覧履歴が残るのか?結論!
WiMAXを利用する際に閲覧履歴が残ってしまうか心配になる方もいらっしゃると思います。
ひょっとしてBIGLOBEって今ヤバイの?WIMAX申し込もうと思ったんだけど・・・。個人情報がどうとか・・・。閲覧履歴がどうとか・・・。
— 東山ぶんか (@kiseki_fenrir) June 20, 2010
まず、わかりやすいように結論から申し上げますと、現状ポケットWi-FiやWiMAX(持ち運びできるもの)については閲覧履歴が残らないものと考えていいと思われます。
少し曖昧な言い方ですがこれには理由があります。
現状、大手キャリアが出しているモバイルWi-FiやWiMAXの持ち運び可能なタイプの機器については、閲覧記録を保存する機能がついていないため、閲覧履歴が残りません。
しかし、逆に言えば閲覧履歴を保存するタイプのポケットWi-FiやWiMAXが出てくれば、閲覧履歴は保存されてしまうというわけです。
実際に有線タイプのWi-Fi機器などには閲覧履歴を保存する機能がついているものも現時点で存在するため、閲覧履歴を保存するポケットWi-FiやWiMAXが出たとしても、何ら不自然なことではないというわけですね。
ポケットWi-FiやWiMAX以外では履歴が残るのか
先ほどポケットWi-FiやWiMAXについては、現状履歴が残る可能性は低いということをお伝えいたしました。
では、ポケットWi-FiやWiMAX以外ではどうなのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
皆様がWi-Fiを利用する場所としてご自宅以外であれば、学校や職場、その他フリーWi-Fiスポット等になるでしょう。
実はこれらは場所によって閲覧履歴が残る場合と残らない場合があるため、その部分についてご説明していきます。
●自宅の場合
まず自宅で有線タイプのWi-Fi機器を使用している場合について、ご説明いたします。
家庭用のWi-Fi機器については先述したポケットWi-FiやWiMAX同様に閲覧履歴を保存する機能が付いていないことがほとんどです。
そのため自宅のWi-Fiを利用していて、Wi-Fiから閲覧履歴をたどられてしまった、なんてことはまず起こらないと考えてよいでしょう。
しかし、先述した通り閲覧履歴を残すタイプのWi-Fi機器も存在しており、例えば親が子供の閲覧履歴を確認するために選んで購入している可能性はゼロではなく、また、閲覧履歴の確認まではできなくともルーターに接続していた端末のMACアドレス(通信端末それぞれに割り当てられた固有の番号)を確認することは可能であるため、使用者の方が何を他人に見られたくないかにもよりますが、注意が必要な点があるといえるでしょう。
また、同じWiFiを家族で共有して使っている場合、アドレスの履歴は残らなくとも、広告の履歴が残り共有してしまっている、というパターンは多くあります。
https://twitter.com/EXqkYulGkO0QZCs/status/1549054914315268096
共有のWiFiを利用している際は検索に十分気をつけましょう。
●学校・職場の場合
学校や職場でのWi-Fiについてはこれまでと異なり、基本的に閲覧履歴は保存されているものと考えた方がいいでしょう。
https://twitter.com/m_sti/status/1615647837064409090
理由を説明しますと、学校や職場などではウイルス対策や危険なウェブサイトへのアクセスを防ぐために管理ソフトのようなものを導入していることが非常に多いため、その機能を最大限生かすためにWi-Fiの閲覧履歴を保存している場合が多いというわけです。
●フリーWi-Fiの場合
先ほどの学校や職場でのWi-Fi利用の場合は閲覧履歴が保存され、それを管理者となる人に見られてしまう可能性があることをお伝えしましたが、フリーWi-Fiの場合は管理者でも何でもない第三者に閲覧履歴を見られてしまう可能性があります。
そーゆーのに詳しい専門とかの人じゃないと見るの多分ほぼ不可能だとおもうよw
フリーWiFiとかだったらスマホの履歴消しても残るから気をつけてw— かに (@zuwaigani_oishi) January 11, 2021
フリーWi-Fiはカフェなどにある、その名の通り自由につかえるWi-Fiですが、自由に使えるがゆえに悪意を持った人に閲覧履歴を見られてしまう可能性があります。
そんな簡単に他人の閲覧履歴とかみれてしまうの?と疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、悪意を持った人というのは私たちよりも遥かにネット環境やパソコン等に精通しており、実際は、閲覧履歴を見られてしまった、で済むだけでなく、ウイルスを感染させてパソコンやスマホ内の情報を盗み出したり、クレジットカードの情報等重要な情報まで流出してしまう可能性があるのです。
Wi-Fiの閲覧履歴を削除するにはどうしたらいいか
何らかの理由でWi-Fiから閲覧履歴を見られないように、Wi-Fiの閲覧履歴を消したいと思うこともあるでしょう。
この場合にもどこのWi-Fiの閲覧履歴を消したいのかという点が重要になりますので、確認していきましょう。
●自宅の場合
自宅で使用しているWi-Fiの場合にはWi-Fiルーターをリセットすれば、基本的にルーターの中に残っているデータは消えるため、閲覧履歴も消えるでしょう。
余談ですがブラウザに搭載されているシークレットモードを使用すれば、閲覧履歴が残らなくなるのではと考える方もいらっしゃるでしょう。
実際シークレットモードとは検索履歴端末に残さずにウェブの閲覧ができます。
●自宅以外の場合
自宅と自宅以外との2つに分けた時点で察しのいい方はお気づきになるかもしれませんが、自宅以外の場合でWi-Fiの閲覧履歴を削除するのは非常に難しいといえるでしょう。
大多数の利用が前提となっているWi-Fiについて、閲覧履歴の削除のような操作は管理者にのみ許されていることがほとんどであり、一般の利用者にはどうしようもないでしょう。閲覧履歴を他人に見られる可能性を少しでも下げたい方は、外出先でのWi-Fiの使用は避け、自宅のWi-FiもしくはWi-Fiを使用しないモバイルデータ通信のみを使用するようにすると良いでしょう。
ここまでのご説明で、Wi-Fiに閲覧履歴が残る場合と残らない場合について、利用場所と管理者の有無が重要だということがお判りいただけたと思います。
フリーWi-Fiについては閲覧履歴だけでなく、ウイルスの感染、個人情報の流出といった点からも基本的に使用は避け、緊急のときのみの利用にとどめた方が無難といえるでしょう。
閲覧履歴を残さないという点ではモバイルWi-FiやWiMAXといった機器はそもそも閲覧履歴を残す機能が付いていないため、安心感があるといえるかもしれませんね。
フリーWi-Fiを使う際のリスク
外出先のカフェやホテルなどにあるフリーWi-Fiを使うと閲覧履歴が残る以外の危険性が他にもあります。
それはウイルス感染と個人情報流出の可能性です。
それぞれのリスクについて解説していきます。
ウイルスに感染する可能性がある
フリーWi-Fiを利用するとそのWi-Fiを通してPCやスマホがウイルスに感染する恐れがあるので注意が必要です。
さらには、その状態で自宅や会社のWi-Fiに接続すると他のデバイスにもウイルスを感染させてしまう恐れもありますので注意しましょう。
個人情報流出の恐れがある
公共の無線LANやWi-Fiを利用すると個人情報が流出する恐れもあります。
フリーWi-Fiのネット回線は暗号化されていないので他の人が通信内容をみることができてしまいます。
そのため、フリーWi-Fiを使ってIDやパスワードを使うと個人情報が流出してしまいます。
仕事用のPCでフリーWi-Fiを使った場合には会社の機密情報などが抜き取られてしまう場合もあります。
公共のWi-Fiを使う場合にはパスワードなどの個人情報はなるべく入力しないようにしましょう。
ワンクリック詐欺の被害
ネットサーフィンをしているとワンクリック詐欺に遭う可能性もあります。
ワンクリック詐欺
悪意のあるサイトに飛んでしまうと不当なお金を要求されたり、誘導されるままにサイトを移動するとウイルスの入っているファイルをダウンロードさせようとするものです。
ウイルスに侵入されると個人情報が漏れてさらに被害が広がったり、クレジットカードの情報や会社の機密情報などが奪われる可能性もあります。
フリーのWi-Fiを使うとこのようなウイルスに感染するリスクも高くなるため注意が必要です。
シークレットモードでも履歴は残る?
スマホやパソコンには検索履歴や閲覧履歴を端末に残さないでブラウザを利用できるシークレットモードという機能があります。
ですがこれは、端末に記録を残さないだけであって学校や会社のWi-Fiには記録が残ってしまいます。
不正なアクセスなど何か緊急な時以外はWi-Fiの履歴を確認することもないと思いますが、どうしても残しておきたくない履歴などはシークレットモードにしても残ってしまうということを覚えておきましょう。
Wi-Fi閲覧履歴の確認方法と削除の仕方
Wi-Fiの閲覧履歴はスマホとPCでは確認の仕方が違います。
それぞれの方法を解説していきます。
iPhone
iPhoneの場合はSafariを使います。
Safariでの閲覧履歴の確認方法はこちらです。
1.Safariを開く
2.ブックマークを開く
3.履歴を選択
この履歴のタブを開くと今までの閲覧履歴をみることができます。
この履歴をiPhoneから削除する場合は画面右下の「消去」を選択すると削除したい期間を選択できるので確認してください。
Android
Androidの場合はGoogle Chromeを使います。
手順は以下の通りです
1.Google Chromeを開く
2.画面の右上のメニューアイコン選択
3.メニューの中の履歴を選択で閲覧履歴を確認できます。
端末の履歴を削除する場合は「閲覧データを削除」をタップすることで削除できます。
それぞれの履歴の横のばつ印を選択することで個別に削除することもできます。
PC・Windows
Windowsではブラウザによっても変わりますが、メニューの「履歴」を選択することで閲覧履歴を確認することができます。
履歴を削除する場合はそのページ内で削除できます。
Mac
Macの場合はSafariを使います。
履歴の確認手順は以下の通りです。
1.Safariを起動させる
2.メニューバーにある履歴を選択する
3.すべての履歴を表示を選択する
履歴を削除する場合は、タブの一番下にある「履歴を消去」を選択することで削除できます。
削除する対象を選択できるので削除したいものを個別に削除できます。
フリーWi-Fiで閲覧しない方が良いサイトとは
フリーWi-Fiでは閲覧履歴を盗み見される可能性もあるので、その点においても閲覧しない方が良いサイトというものがあります。
そのようなサイトの種類を知っておくだけでもウイルス侵入などの被害に遭いにくくなります。
次にアクセスしない方が良いサイトについて詳しく解説していきます。
アダルトサイト・出会い系サイト
アダルトサイトや出会い系サイトには悪意のあるサイトが多く、ウイルス感染の可能性も高いです。
サイトにアクセスするだけでもその危険性があります。
さらに、ファイルをダウンロードすることもウイルス感染や個人情報漏洩の危険性が高いです。
そうでなくても、公共の場所や会社や学校のWi-Fiを使ってこのようなサイトにアクセスすると閲覧がバレたときに社会的に良くありません。
オンラインゲームサイト
オンラインゲームのサイトも危険性があります。
サイト内のバナーにウイルスが潜んでいる可能性も高いです。
その気がなくても、間違えてクリックしてしまっただけでもそのバナーからウイルスに感染したりデータを乗っ取られる可能性もあります。
ゲームをダウンロードするにしても、データ容量が多い場合回線がパンクして一時的にネット回線が使えなくなることもあります。
その場合も原因を解析されたときに閲覧履歴がバレてしまうのでそのようなサイトの閲覧は避けましょう。
海外サイト
海外サイトは特に注意が必要です。
違法な画像や動画を配布しているサイトは危険性が高いです。
海外サイトの場合はサイトの作りがわかりにくいこともあり、悪意のあるリンクを踏んでしまいがちです。
データ流失を防ぐためにも海外サイトへのアクセスは控えましょう。
まとめ
今回はWiMAXのWi-Fiに閲覧履歴は残るかどうかということを解説してきました。
閲覧履歴の残るWi-Fi端末もありますが、WiMAXのウィファイに関しては履歴は残りません。
気をつけなければいけないのは公共のフリーWi-Fiです。
会社や学校のWi-Fiの場合は閲覧履歴が見れるようになっていることが多いので注意が必要でしょう。
フリーWi-Fiの場合はウイルス感染や個人情報漏洩の危険性が高いのでその点も注意が必要です。
その点を考慮すると、やはりポケットWiFiやホームルーターを使ってのネット接続が安心安全でおすすめです。