現在多くの方がスマホやパソコンを、仕事での利用やプライベートの動画鑑賞、ゲームなど多種多様な用途に利用しています。
その際に併せて利用されているのがWiMAXをはじめとしたWi-Fi機器です。スマホの基本契約の通信量だけでは足りないという方や、外出先でもパソコンを利用したいという方、外出先でも通信量を気にせず使いたいといった方々に、広く利用されています。
WiMAXをこれから利用したいと考える方も多くいらっしゃる中で、このようなWi-Fi機器に関しては使用場所が変われば通信環境も変わるため、ご自身の生活環境の中で実際に使用できるのかを心配されている方も多くいらっしゃると思います。
ご自身のお住まいが戸建ての方、マンションの方、またはお仕事のために事務所があるビルの20階での使用を検討されている方など、皆がそれぞれの違う条件でWiMAXが利用できるのかを心配されているかと思います。
今回はその中でも団地でWiMAXは利用できるのか、という点に焦点を当ててご説明していきたいと思います。
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WiMAXは団地で使えるのか
WiMAXは団地で使えるのかどうか、といった質問に対して結論から申し上げると、団地だからと言って、WiMAXが使えないということは無いということになります。
某ケータイショップにより、うちの団地の光ファイバ、ビッグローブ光と判明、絶対にイヤ、契約しない。WiMaxのルーターを使い続ける。
— 片吟公仔@ASD&APD (@Minor_Penguin) March 15, 2022
どいうことかを説明しますと、基本的にWiMAXの電波は一般的な集合住宅でも利用できるようなものになっています。
なのでWiMAX公式サイトで確認できるWiMAX対応エリアマップに該当する地域であれば、WiMAXは基本的に使えるということになります。
しかし、対応マップ内だからといって、何の問題もなく必ずWiMAXが利用できるかというと、そういうわけではありません。
WiMAXには公式サイトや口コミ等でも挙げられているように、通信環境が悪くなる要因がいくつかあります。
その要因に該当するようなことがあれば、通信速度の低下や、一時的な通信不良が発生する可能性は十分に考えられます。
通信環境が悪くなる要因について
では、通信環境が悪くなるといわれている一般的な要因をご紹介します。
まず一つは10階以上の高層階での使用です。
WiMAXは基本的に10階以上の高層階での使用を前提としていないため、10階以上の高層階での使用は通信環境が悪くなる可能性があります。
ただ、高層階だと必ず使えないかというとそういうわけでもなく、10階以上の高層階でも問題なく使えるといった口コミや、スカイツリーの展望台の位置でも使用できたといった口コミもあるため、一概に高層階だとWiMAXは使用できないとは言えません。
しかし同様に10階以上の高層階で使用した場合に、通信速度が遅くなったといった口コミや、通信不良が起きたといった口コミも存在するため、懸念点として覚えておく必要はありそうです。
2点目は高層階でなくとも、オフィスビルが多数建築されているオフィス街での使用も通信環境が悪くなる要因の一つと言われています。
これは複数の要因がかかわってきて発生しているものと考えられますが、まず、オフィスビルが立ち並ぶような場所ですと、オフィスビルそのものや、オフィスビル内に設置してある様々な設備機器が電波の妨げになっていることが要因になっていると思われます。
その他の要因としては周辺に同じWiMAXの電波を利用している方が多くいる可能性です。
WiMAXの電波に限らずですが、同じ電波を利用している方が局地的に一か所に集まった場合には、通信環境の悪化が起こりやすいといわれています。
皆様の中にはコンサート会場でスマホを使用した際に電波が悪いと感じられた方や、ディズニーランドのアトラクションの待ち時間にも同様に電波が悪いと感じられた方はいらっしゃるのではないでしょうか。
これらの場合は同じ電波を利用している方が局地的に集まりすぎたことが原因で起こる通信障害の一例といえるでしょう。
このような条件下では、一般的に通信機器に通信障害が起こりやすいといわれているので、WiMAXの電波も同様にこれらの要因の影響を受ける可能性は十分にあるといえるでしょう。
室内で通信環境が悪くなるその他の要因
ここまでで通信環境が悪くなるいくつかの要因を挙げてきましたが、どちらかというと建物、周辺環境に焦点を当てた場合の要因を説明してきました。
その他にも室内にWiMAX機器を設置して利用する際には、通信環境が悪くならないように気を付けておくべき点があります。
例えば電波を発する機器の近くにWiMAX機器を設置しないことも重要です。
電波を発する機器として代表的なものでいえば、電子レンジやIHクッキングヒーターといったものです。
これらのものの近くにWiMAX機器を設置して使用すると、危機から発せられる電波がWiMAX機器から発せられる電波に干渉することで、通信速度の低下や一時的な通信不良を起こす可能性があります。
なので、これらの電波を発する機器からはできるだけ離れた場所にWiMAX機器は設置するようにしましょう。
設置場所についてはその他にも注意が必要な点があります。例えば部屋の隅に設置するのもあまりお勧めはできません。
WiMAX機器はWiMAX機器を中心に電波を飛ばしているため、部屋の隅に置くと効率的に電波を飛ばすことができません。
理想としてはなるべく部屋の中心に近いところの、できれば高い位置に設置するのが、電波を効率的に飛ばすためには好ましいと言えます。
その他WiMAX機器に布などをかぶせるようなことも避けたほうがいいでしょう。
なかには、ほこりなどがWiMAX機器つくのを嫌がり、ほこり除けの意味で布をかぶせる方もいらっしゃるかと思いますが、これは布自身が遮蔽になる可能性もありますし、WiMAX機器に熱がこもる原因にもなります。
WiMAX機器に熱がこもるとWiMAX機器そのものの動作に悪影響を与えるため、これも通信環境の悪化する一因となりえます。
WiMAXが繋がらない時の対処法
WiMAXが繋がらない原因が、お住まいの場所ではなく端末本体にある可能性があります。
その時の主な対処法を並べてみましたので確認してみてください。
ルーターを再起動する
ルーターに不具合がある場合にもWiMAXが繋がらないことがあります。
そのときはまず初めにルーターの再起動をしてみてください。
そうすることですぐに電波状況が良くなる可能性が高いです。
再起動の方法は、ポケットWi-Fiの電源ボタンを長押しすると電源が切れるので再び電源を入れて再起動しましょう。
ホームルーターの場合はコンセントを抜くことで電源を切ることができます。
どちらの場合も、電源を切った後は20秒ほど待ってから再度電源を入れ直すと効果的です。
周波数を変えてみる
実は、WiMAXでは2.4GHzと5GHzの二つの周波数を利用することができ、状況によってその周波数を変えることができます。
二つの周波数の特徴は以下の通りです。
2.4GHz
こちらの周波数は電波が回り込みやすく、壁などの障害物があっても繋がりやすくなています。
ルーターが置いてある部屋とは別の部屋で利用するときや、外で利用するときに強い周波数になっています。
デメリットとしては、この周波数は電子レンジなどの家電にも使用されている周波数なので電波が干渉しやすくなっています。
そのため、Wi-Fi利用時に電子レンジなどを使うと通信速度が遅くなることがあります。
5GHz
この周波数は他の電子機器にはあまり使われていない周波数なので、電波の干渉が少なく通信速度も速くなりやすい特徴があります。
しかし、2.4GHzとは逆に障害物に弱く、ルーターと接続機器の間に壁などの障害物があると通信が不安定になりやすいですが通信速度はこちらの方が断然速いです。
ルーターが設置している部屋と同じ場所で使用するときや、動画の再生や大容量のデータをダウンロードするときにはこちらの周波数に変更すると良いでしょう。
ただし5GHzは新しい周波数帯なので古い機器だと対応していない場合もありますので注意してください。
5GHzを使うときに注意しなければいけないことが一つあります。
それは、屋外では使用してはいけないということです。
5GHz帯の周波数を個人が利用することは法律で禁じられています。
その理由としては、5GHz帯の周波数は気象レーダーやGPS衛星などにも使われており、電波の干渉を受けると大変な被害につながる恐れがあるからです。
そのため屋外で使用するときは必ず周波数が2.4GHZになっているか確認してから利用してください。
・ルーターの設置場所を変えてみる
Wi-Fiの電波は障害物に弱いため、部屋の中央に置くよりも高い位置や窓際に設置することで電波が安定しやすくなります。
窓際の方が電波をキャッチしやすく、障害物の影響も受けにくいためです。
今のルーターの位置が物に囲まれていたり、部屋の中央にある人は設置場所を変えるだけでも電波状況が良くなることがありますのでお試しください。
接続台数を減らす
ルーターの接続台数はルーターによって様々です。
決められた接続台数の中での利用ですと基本的に速度が落ちることはありませんが、接続台数が多いと電波が安定しにくくなることもあります。
一つの端末を家族で共有している場合や、多くのデバイスをつなげている場合は一度すべての接続を切ってみて、接続台数を減らしてから再度繋げてみると通信速度が安定する可能性がありますので試してみてください。
クレードルを使う
クレードルはポケットWiFiに使えるオプション機器です。
クレードルは充電スタンドとしても利用できる他に、電波が安定して通信速度も速くなるという特徴があります。
WiMAXのクレードルにはLANポートが付いているので、PCやゲーム機を接続して有線接続をすることができます。
無線接続よりも格段に通信速度が上がるので、自宅で使用している際に電波が安定しない場合には購入を検討してみてもいいかもしれません。
軽く持ち運びも簡単なので外泊する際などにも持っていけるので便利です。
これがあれば、外出時には持ち歩いて自宅にいるときにはポケットWi-Fiでもホームルーターのように有線接続で安定したネット環境を利用することができます。
クレードルは基本的には別売りで、プロバイダのオンラインショップやAmazonなどでも購入することができます。
プロバイダのキャンペーンや契約によってはクレードルが無料でもらえたりする場合もありますので、契約の際はその点も気にしてみると良いでしょう。
クレードルはその機種ごとに規格が違うのでどれを購入しても良いというわけではありません。お持ちの機種に合ったクレードルを選びましょう。
・利用中のルーターが古い場合がある
WiMAXの機種は新しいものが次々と出てきており、契約プランも変わってきて使いやすくなってきています。
現在新しく出ている機種はこちらです。
現在の5Gのプランでは通信制限がありませんが、ひとつ前のプランですと、決められたデータ容量を超えてしまった場合に通信制限がかかってしまいます。
Wi-Fiルーターも電子機器なので、使うほどに劣化してくるのも事実です。
古い機種をお使いの方は、契約プランを変更した方が今よりもお得に利用できる場合もありますので、契約更新月が近い方は機種変更を検討してみても良いでしょう。
WiMAXは15日間のお試し利用ができる
WiMAXの通信環境についてこれまで述べてきましたが、正直なところ実際に使ってみなければわからないことのほうが多く、逆に言えば実際に使ってみれば使用感ははっきりするかと思います。
そこでお勧めしたいのがWiMAXの15日間のお試し期間です。
ご自身のクレジットカードをご登録いただくだけで、最短お申込日の当日にWiMAX機器が発送されます。
実際に使ってみて、電波の入りが悪い、通信速度が遅い等の理由でWiMAXを利用しないということになれば、15日間のうちにWiMAX機器を返却していただけば料金は発生しません。
逆に実際にWiMAXを利用し続けたいということであれば、あらためて新品のWiMAX機器が発送されますので、お試し期間に利用していたWiMAX機器は返却するといった流れになります。
レンタルできるWiMAX機器は自宅での使用を考えている方向けのホームルータータイプのものと、外出先での使用をメインで考えられている方向けのモバイルルータータイプのものから選択することも可能です。
実際に料金を支払い始めてから、通信環境の問題で解約したいといったことは無くなるため、非常に便利なサービスといえますね。
まとめ
今回は団地などの集合住宅でのWiMAXの使い心地について解説してきましたが、まとめるとやはり場所によって通信状況は様々ですし、問題なく使えている人もたくさんいるのも事実です。
WiMAXの電波は障害物に弱いので、団地などの集合住宅では障害物に囲まれた場所で使用することも多いでしょう。それもルーターの設置場所などで改善される場合もあります。
電波が安定しない人は、場所ではなくルーターやデバイスに問題がある可能性も考えられます。
今回ご紹介した電波改善案を一度試してみて問題がないか使用してみてください。
現在使用している契約プランが最新ではない場合は一度契約プランの変更を視野に入れてみても良いかと思います。
今よりもお得に利用できる場合もありますよ。