現在WiMAXはインターネットを利用する多くの方々に選ばれ使用されています。
これまでWiMAXのプランの一つWiMAX+5Gでは、3日間で通信量が15GBを超えると最大通信速度が制限されていました。
2022年2月1日よりその速度制限がなくなり、実質無制限に利用できるようになったことも、さらなる人気に拍車をかけている要因の一つでしょう。
また、MACも数年前は利用している方を見かけることはほとんどないといってもいいほどでしたが、今では町中のカフェに入れば利用している方を見かけることも少なくありません。
そんな利用者数が増加傾向のWiMAXとMACですが、WiMAXがMACに繋がらなくて困っているという方はいらっしゃるのではないのでしょうか。
そんな方々がWiMAXをやめてほかの回線にする前に、もしくは業者に連絡をいれて何とかしてもらおうとする前に、一度本記事をご確認いただき問題が解決すれば幸いです。
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MACでWiMAXが繋がらないということがあるのか?
まず、MACでWiMAXを利用する場合、繋がらないということはあるのでしょうか?
天神新天町の上島珈琲なう。MacとWiMAXのルーターを持ち込んで作業するつもりが、全くネットに繋がらない。中心地でこれか…。次からは場所を考えよう。
— 松尾陽平 (@switching_sun) October 17, 2010
MACとWiMAXの相性が悪くて繋がらない!というよりも
基本的にはWiMAXの電波の影響で繋がらないという原因がほとんどです。
ではどういった原因で繋がりにくくなっているのか、解説していきたいと思います。
WiMAXの電波の影響で回線に繋がらない
インターネットの速度には電波と周波数が関わってきます。
周波数が高ければ高いほど電波は直進し送信できる情報も多くなっていきます。
WiMAXの周波数は2種類ありまして、2.4Ghzと5.0Ghzのふたつです。
この周波数は他社のモバイル通信の周波数に比べて高く、その場合電波も直進しやすいのでビルや山などの障害物が多いと電波が通りにくくなってしまい、ネットにつながらなかったり回線が遅くなったりしてしまいます。
基地局の場所も影響する
WiMAXには基地局というものがあり、これもWiMAXの回線速度に関係してきます。
基地局というものはWiMAXルーターとの通信を行うためのもので、駅や屋内、マンションの屋上など日本全国のあらゆる場所に設置してあります。
最近ではサービスの拡大とともに基地局の数も増えてきており、以前よりもだいぶ繋がりやすくなってきていることは確かです。
そのため高層マンションでも繋がりにくいという場合は、近くに基地局がなかったり遠い距離に基地局がある場合に限ります。
以前は繋がりにくかった場所でも基地局ができたことでつながりやすくなった場所も多くあります。
また、お住いの部屋が高層階であればあるほど物理的に基地局からも遠くなるので電波も悪くなります。
自分の住んでいるマンションでWiMAXの回線が使えるか確認する
WiMAXのサイトで自分が住んでいる場所がWiMAXに対応しているかどうかは、事前に確認することができます。
WiMAXでは2年から3年の契約が普通で、そのため契約したらそこから契約が終了するまで使い続けなくてはなりませんでした。
しかし2022年4月1日をもって2年契約プランは終了となり、契約期間を持つことはなくなりました。
契約してから自宅が対応エリア内ではなかったということがないように事前に調べておきましょう。
建物の影響もある
WiMAXは建物などの障害物の影響で、回線に問題が起きる場合が多いです。
地下にいる場合や屋内にいる場合、周辺の建物の障害物に電波が吸収され回線が弱くなることもあります。
ルーターの置く位置によって改善できる場合もありますが、お使いの地域によっても電波が入りづらい場所、入りやすい場所と言うのもあります。
ルーターを置く場合はできるだけ周りに障害物がないところに設置するのが良いでしょう。
WiMAXのエリア判定を確認する
ウェブサイトでは自宅が対応エリアかどうか調べられるほかに、マンションの場合でもお住いのマンション階数が10階以上か未満かという細かいところまで設定して検索することができます。
自分のマンションでWiMAXを使えるかどうか不安な方は、この「ピンポイントエリア判定」で確認してみましょう。
エリアの谷間に入ってしまった場合
ポケットWiFiは基地局から電波を受信して通信を行っています。
その基地局にも電波を届ける範囲が存在するため基地局は各地に点在しているのですが、「エリアの谷間」とはその基地局と基地局の間に入ってしまうことで、圏外に陥りやすくなります。
特に山間部や田舎で発生しがちなパターンなのですが、この場合は少し移動すれば圏外から解放される可能性が高いため移動を検討してみてください。
通信モードを切り替える
WiMAXには2.4ギガヘルツと5ギガヘルツの2つの通信モードがあります。
この2つは周波数の領域が違い、同じ回線を使っていても電波に違いが現れます。
回線障害はどちらか1つの周波数で起きている可能性もあり、周波数の切り替えて改善できるかどうか試してみてください。
まずご自身がどちらの周波数を使っているのか確認し、回線障害が起こっている場合はもう一方の周波数に切り替えてから使用してみるのも良いでしょう。
クレードルを購入する
モバイルルーターをお使いの方は「クレードル」という通信拡張機器を使うことで電波状況を改善することができます。
このクレードルを使うことで無線LANから優先LANへ切り替わるので電波状況が良くなります。
一応持ち歩けないこともないですが、据え置きタイプなので自宅でWiMAXルーターを使用するときに活用するのが良いでしょう。
契約の際にキャンペーンなどで無料でもらえたりすることもありますが、家電量販店やAmazonなどでも約3000円程で購入できるので気になる方は購入をおススメします。
接続可能なWiFiが複数ある
コンビニやカフェのWiFiなど、自分が使おうとしているポケットWiFi以外に接続できるWiFiが存在することで、インターネットにうまく接続できず圏外になる可能性があります。
接続できないWiFiを拾って圏外にならないようにするために、そもそも接続する予定の無いWiFiを切断することで自分が繋ぎたいWiFiのみを接続できるようにしましょう。
うっかり別のWiFiに接続されていた、ということがよくあります。
ルーターの本体を再起動する
WiMAXの回線に問題がある場合は、一度ルーターの本体と接続しているデバイスを再起動してみると直ることもあります。
回線障害の原因がルーターかデバイスのどちらにあるかわからないため念のため両方とも再起動すると良いでしょう。
1つのWi-Fi端末に複数のデバイスを接続している場合も、回線障害が起きやすい場合もありますので、接続しているデバイスの数を減らしてみるのも1つの手です。
他の端末では大丈夫なのに、別の端末で通信回線障害が起きている場合はその端末に問題がある可能性もありますので、接続しているデバイスを個別でチェックすることも必要になってきます。
ポケットWiFiはスマートフォンやノートパソコンと同じく精密機器のため、カバンの中で生じた少しの衝撃で通信が悪くなり圏外に繋がる可能性も十分にありえます。
すべての端末が回線障害が起きているなら、ルーターに問題がある可能性が高いので回線障害の原因を探ってみてください。
基本的な接続方法
まずWiMAXをMACにつなぐ際の基本的な方法をお伝えいたします。
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WiMAXの本体を操作しSSID情報を確認する
→WiMAX画面の情報をタップし、その後出てくるSSID情報をタップすると名前(SSID)とパスワードが表示されます。また、SSIDはWiMAX契約時に渡されるシールにも記載があるので、そちらで確認することも可能です。
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MACから先ほど確認したSSIDを確認する
→MAC画面の右上にあるWi-Fiのマークをクリックすると、その場で利用できるネットワークが一覧で表示されます。その中から先ほど確認した名前(SSID)と同じものを探し出します。
※WiMAX機器で確認したSSIDがネットワーク一覧の中に表示され無い場合、ご使用のMACの規格が、そもそもWiMAXに対応していない可能性があります。その際は、ご使用のパソコンの規格を確認するか、もしくは購入した店舗、MACのカスタマーセンターに問い合わせてみましょう。
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パスワードを入力して完了
→確認した名前(SSID)と同じ名前のインターネットを選択すると、パスワードの入力が可能になります。そこにWiMAXで確認したパスワードを入力することで、接続の作業は終了です。
・上記の方法で接続できない場合
上記の方法で接続できない場合に、まずご確認いただきたい点、もしくは簡単な作業で接続できるようになる可能性がありますので、まずは以下に記載する点をご確認ください。
- MACを再起動する
- WiMAX機器を再起動する
- お使いのMACとWiMAX機器の間に遮蔽になるようなものがないか確認する
- WiMAX機器の近くで再接続してみる
- MACのOSをアップデートする
MACのOSアップデート方法
1.「アップルメニュー」から「システム設定」を選択します
2.サイドバーから「一般」を選択し、右側から「ソフトウェアアップデート」を選択する
3.「今すぐアップデート」もしくは「今すぐアップグレード」を選択する
4.画面の案内に従い必要事項を入力して完了
※すでにOSが最新の場合にはアップデートは行われません。また、最新のOSがご使用中のMACに対応していない場合にも同様にアップデートは行われません。
それでも繋がらない場合
機器の再起動等簡単にできることは全て試したけれど、それでもまだ繋がらない!といった方は次に記載する方法をお試しください。
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一度登録ネットワークから削除する
MAC内に記憶されたWiMAXの情報を一度削除して、再度登録しなおした場合に接続できるようになることがあります。
- 「アップルメニュー」→「システム環境設定」→「ネットワーク」の順にクリックする
- 「ネットワーク」内の左側の列の中にある「Wi-Fi」を選択する
- 表示された画面の中から「詳細設定」もしくは「詳細…」を選択する
- 「使ったことのあるネットワーク」リストから対象の物を選択する
- 対象のネットワークが青くなったことを確認したら下部の-ボタンを選択する
- 上述した方法で再接続する
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IPアドレスを固定にする
IPアドレスを固定にした際にも同様にネットワーク接続が改善される場合があります。
- 「アップルメニュー」→「システム環境設定」→「ネットワーク」の順にクリックする
- 表示された画面の中から「詳細設定」もしくは「詳細…」を選択する
- タブの中から「TCP/IP」を選択
- IPv4アドレス、サブネットマスク、ルーターの右側の数字を確認する
- 「IPv4の設定」の選択項目の中から、「手入力」を選択する
- 4で確認した数値を入力する
- 右下「OK」を押し、最後に「適用」を選択して完了
それでもどうしても繋がらない場合は?
普段から問題なく使っているWi-Fiが突然回線障害が起こってしまった場合、 WiMAXの電波供給自体に問題が発生している場合があります。
公式サイトをチェックすると何か通信に異常がある場合は、情報が載っていることもありますのでまず先にこちらをチェックしてみましょう。
ですが通信障害が出たからといって、すぐに公式サイトに情報が載ると言うことも限りませんので少し時間をおいて何度かチェックをすることも大事です。
公式サイトで回線障害の情報が出ている場合は、回線が復旧するまで待つしか方法はありません。
その場合は割り切って復旧が終わるのを待ちましょう。
またはカスタマーセンターに連絡して対応してもらいましょう。
まとめ
WiMAXがMacに繋がらない時の対処法をご紹介してきました。
Mac側に原因がある場合もありますが、Wi-Fiルーターや回線状況に問題がある場合もあります。
その際は今回ご紹介した対処法を試していただきたいです。
WiMAXは他社のWi-Fiルーターと比べても通信速度もはやくおすすめです。
契約がまだの方は検討してみてはいかがでしょうか。