「WiMAXはマンションで使うと速度が落ちる」というのを聞いたことがある方も多くいるかと思います。
しかし、実はそのようなことはありません。
正しい使い方をすれば快適にインターネットを利用することができます。
本ページではWiMAXを高層マンションで利用する際の注意点やメリット、デメリットなどをご紹介いたします。
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最新情報
※これまでWiMaxは3日で15GBの制限がありましたが2022年2月からは完全無制限!さらに5G対応で違約金なしプランも登場!安心して利用できるようになりました。
Contents
なぜマンションだと繋がりにくいと言われるのか
WiMAXにしたあとで電波が入らなかった!
という方、少なからずいるようです。
マンションの備え付け回線から
とりあえずレンタルポケットWiFiへ。
wimaxにしたんだけど電波ほぼ入らんかった。
問い合わせたら今住んでるところはソフバンのが回線強いらしく
ソフバン機種に変更してもらった。
今だいぶ快適にAPEXできてる!
嬉しい!
9.6Mbps→wimax WX06
56.8Mbps→ソフバン 501HW pic.twitter.com/EhI5uB0WDc— バナナ77 (@uuuiiiooooooo) October 1, 2021
このように実際、WiMAXはマンションに住んでいると繋がりにくいとよく言われるのですが、なぜそういわれるのでしょうか?
詳しく解説していきます。
WiMAXの電波のせい
インターネットの速度には電波と周波数が関わってきます。
周波数が高ければ高いほど電波は直進し送信できる情報も多くなっていきます。
WiMAXの周波数は2種類ありまして、2.4Ghzと5.0Ghzのふたつです。
この周波数は他社のモバイル通信の周波数に比べて高く、その場合電波も直進しやすいので、ビルや山などの障害物が多いと電波が通りにくくなってしまい、ネットにつながらなかったり回線が遅くなったりしてしまいます。
基地局の場所にもよる
WiMAXには基地局というものがあり、これもWiMAXの回線速度に関係してきます。
基地局というものはWiMAXルーターとの通信を行うためのもので、駅や屋内、マンションの屋上など日本全国のあらゆる場所に設置してあります。
最近ではサービスの拡大とともに基地局の数も増えてきており、以前よりもだいぶ繋がりやすくなってきていることは確かです。
そのため高層マンションでも繋がりにくいという場合は、近くに基地局がなかったり遠い距離に基地局がある場合に限ります。
以前は繋がりにくかった場所でも基地局ができたことでつながりやすくなった場所も多くあります。
また、お住いの部屋が高層階であればあるほど物理的に基地局からも遠くなるので電波も悪くなります。
自分の住んでいるマンションでWiMAXの回線が使えるか確認してみよう。
WiMAXのサイトで自分が住んでいる場所がWiMAXに対応しているかどうかは、事前に確認することができます。
WiMAXでは2年から3年の契約が普通です。
そのため契約したらそこから契約が終了するまで使い続けなくてはなりません。
新情報
2022年4月1日をもって2年契約プランは終了となり、契約期間を持つことはなくなりました。
契約してから自宅が対応エリア内ではなかったということがないように事前に調べておきましょう。
WiMAXのエリア判定
ウェブサイトでは自宅が対応エリアかどうか調べられるほかに、マンションの場合でもお住いのマンション階数が10階以上か未満かという細かいところまで設定して検索することができます。
自分のマンションでWiMAXを使えるかどうか不安な方は、この「ピンポイントエリア判定」で確認してみましょう。
マンションでWiMAXルーターを使うメリット
高層マンションでWiMAXを使うメリットはいくつかあります。
口コミなどを参考にしてこちらでまとめてみましたのでご紹介いたします。
家に届いてからは工事がいらず即日利用できる
WiMAXルーターがあれば通常のWi-Fiとは違い、すぐにWi-Fiに接続できて工事もいりません。
引っ越しなどをしたばかりでもすぐに利用できますし、通常のWi-Fiなら工事のために家にいなければならなかったりしなければなりませんが、そのような煩わしいことは必要がありません。
持ち運びができる
WiMAXルーターは持ち運びが可能なのでここも普通のWi-Fiとは異なります。
これ一つあれば家でも外でも利用ができます。
特に一人暮らしの方は利便性は良いでしょう。
スマホの速度制限がある場合も持ち歩きのWi-Fiがあれば解決です。
繋がらないときの改善策
どうしてもWiMAXでインターネットに接続できない場合は、これからご紹介する方法を試してみてください。
マンションが鉄筋コンクリートマンションの場合は窓際にルーターを置く
WiMAXの電波は障害物に影響されやすいので、部屋の奥などに設置するよりも窓際に置いた方が電波を受信しやすくなります。
お近くの基地局の場所を調べてみて、端末をその基地局の方に向けながら電波の良い方角を探してみましょう。
室温を下げてみる
WiMAXルーターが熱を帯び端末の温度が上がると、液晶画面に警告の画面表示が現れます。
特に夏の場合などやカバンに入れっぱなしにして使用していたりするとおこりやすいです
一度警告表示が出てしまうとインターネットに接続できなくなってしまい、端末の温度が一定の温度まで下がらないと使用することができなくなってしまいます。
この状態が長く続くと故障の原因にもなりますので夏場は特に室温に注意して、端末を窓際においている場合は直射日光を避けて設置するようにしましょう。
屋外で使用する場合も使用中はテーブルの上に出すなどして、熱がこもらないよう気をつけましょう。
いつまでたっても温度が下がらない場合は、故障の可能性がありますのでサポートセンターに連絡しましょう。
アンテナを手作りしてみる
端末を窓際に設置してみても電波状況が改善されない場合は、ご自身でアンテナを手作りしてみるのもいいでしょう。家にあるもので簡単に作れるのでご紹介いたします。
準備するものは下記の4つです。
・調理用のボウル
・アルミホイル
・紐
・セロハンテープ
アンテナの作り方
1.まずアルミホイルを適当な長さに切り、軽くクシャッとします。
2.クシャッとしたアルミホイルを広げボウルの内側にセロテープで貼り付けます。
3.そのボウルのふちに適当な長さの紐の片側をセロテープで貼り付け、紐をたらします。
4.このボウルから垂れている紐をWiMAXルーターに結び、ボウルの中心におきます。
以上のやり方で電波が改善されることがありますので是非試してみてください。
5Ghzに切り換えてみる
WiMAXでは初期設定に時点では2.4Ghzに設定されています。
2.4Ghzは電子レンジなどが発している電波とおなじなので、同時に使用していたりすると電波干渉が起こって回線につながりにくくなってしまいます。
WiMAXの設定で周波数を変更できるので、5.4Ghzに切り替えることで電波状況も良くなります。
LTEオプションに加入する
WiMAXの追加オプションでLTEオプションというものがあります。
月額1105円ですが、このオプションに加入するとハイスピードエリアモードの回線を使用することができ、通信速度も上がるので電波障害のストレスを考えると安いと思います。
クレードルを購入する
モバイルルーターをお使いの方は「クレードル」という通信拡張機器を使うことで電波状況を改善することができます。
このクレードルを使うことで無線LANから優先LANへ切り替わるので電波状況が良くなります。
一応持ち歩けないこともないですが、据え置きタイプなので自宅でWiMAXルーターを使用するときに活用するのが良いでしょう。
家電量販店やAmazonなどで約3000円程で購入できるので気になる方は購入をおススメします。
ホームルーターを購入する
こちらは完全な据え置きタイプです。
ですが圧倒的に電波状況が良くなりますし、42台のデバイスを同時に接続できるので主に会社や学校などで活躍できます。
電波改善の要望を出す
じつはWiMAXのウェブサイトには「エリア改善要望受付フォーム」があります。
ここでは電波状況に関する要望や電波エリアの改善についての意見などをWiMAXに送ることができます。
確実に改善されるわけではありませんが今後のためにも要望を出しておきましょう。
ちなみに
WiMAXのエリアや電波回線は年々改善されてきていて、スカイツリーの展望部分でも利用することもでき、高層マンションでも利用しやすくなってきているようです。
ネットの口コミなどを見ていても、高層マンションに住んでいる方でもWiMAXの回線を何の問題もなく利用している方もいらっしゃいますし、やはり住んでいる地域などによっても変わってくるようです。
ですので高層マンションに住んでいるからといって必ずしもWiMAXの回線がつながらないとは限らないようです。
まとめ
WiMAXの電波は直進型なので障害物の影響を受けやすいです。
なので高層マンションの中では回線がつながりにくいことが多くあります。
まだ契約前の方で高層マンションに住んでいる方はウェブサイトで自分の住んでいる場所の電波環境を確認したり、実際に高層マンションに住んでいてWiMAXに接続がしにくい方はグレードを購入したり窓際に設置するなど今回ご紹介した解決策などを活用していただいてWiMAX回線をご利用ください。