WiMAXのルーターには「ハイスピードプラスエリアモード」というモードがありますが
このモードに勝手に切り替わるなんてことはあるのでしょうか。
今回はハイスピードエリアモードに勝手に切り替わる理由やWiMAXの通信モードについても解説していきます。
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Contents
勝手には切り替わる理由は?
結論から言うとハイスピードプラスエリアモードに勝手に切り替わるということはありません。
WiMAXルーターの購入時の設定は、通常回線のハイスピードモードになっております。
そのためハイスピードプラスエリアモードに切り替えるには手動で切り替えるしかありませんので、もし身に覚えがないのに勝手に切り替わっていたとしたらミスでタッチしてしまったということがあります。
カバンの中などで知らないうちに触ってしまった可能性があります。
とはいえ、ハイスピードモードとハイスピードエリアモードの違いを確かめようと
自分で切り替えてしまう方もいらっしゃると思いますのでその違いを説明していきたいと思います。
ハイスピードプラスエリアモードとは?
WiMAXの通信モードにはハイスピードエリアモードと、ハイスピードモードの2種類あります。
それぞれの特色を理解して用途に応じて使い分けることでWiMAXの機能を最大限利用することができます。
ハイスピードプラスエリアモードとハイスピードモードの違い
ハイスピードモードとは?
そしてハイスピードモードとは、WiMAXの回線のみで通信を利用するモードです。
こちらの回線が基本のモードとなっており、皆さんはこのモードを利用しているはずです。
こちらのハイスピードのモードが基本の通信になっています。
そしてもう一つ、WiMAXのルーターには「ハイスピードプラスエリアモード」という通信モードの機能があります。
ハイスピードプラスエリアモードとは?
これは普通の通信モードとは違い広範囲で高速通信が使える回線になります。
ですが、このモードにすると利用料金が高くなったり通信制限がかかったりする場合があります。
ハイスピードプラスエリアモードを使うとWiMAXの回線とau4GLTEの2種類の回線を使うことができ、この2つの回線を使うことで通常の回線よりも通信速度が速く安定したネット回線を利用できます。
WiMAXの電波が入らないところでもこのハイスピードプラスエリアモードの場合はネット回線が使いやすいです。
この段階でハイスピードモードに切り換えたとしても通信速度が落ちたままの状態になってしまいます。
試しにハイスピードプラスエリアモードを使用した方の声です。
WiMAXが遅かったので試しにハイスピードプラスエリアモードというのにしてみたら、物凄く速くなって「こりゃええわ」と思ってたら、あっという間に制限がかかって快楽を得た罰として今度は前よりももっともっと遅くなってしまいました。月末までTwitterもまともに見られません。しどすぎるよWiMAX pic.twitter.com/SerCL0PLJy
— 小田原ドラゴン (@odawaradoragon) March 28, 2021
通信スピードは速くなりますが、このハイスピードプラスエリアモードには通信制限があり通信量が7GBを超えると通信速度制限がかかってしまいます。
また、ハイスピードプラスエリアモードに切り換えると別途追加料金が必要になってきます。
通信速度の違い
2つの通信モードの一番の違いは通信速度です。
通常のハイスピードモードは、WiMAXの回線を使って接続していますが。
ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAXの回線とau4GLTEの回線2種類の回線を使ってネット接続していますので通信速度が2倍違います。
WiMAX回線の電波は高周波でビルや山に囲まれた場所などの障害物に弱いです。
それに比べau4GLTEの電波は低周波のため、障害物をすり抜けやすく通信速度が速くなり回線も安定します。
対応している範囲の違い
最近ではWiMAXの対応エリアは拡大されていますが、山に囲まれた地方などではいまだに電波が届かないことが多いです。
ハイスピードプラスエリアモードでは4G回線を使用しているためはっきりと差が出ます。
通信容量の違い
2つの通信モードでは通信容量が違います。
ハイスピードモードは3日で10GBに対し、ハイスピードプラスエリアモード月に7GBとなっています。
ハイスピードプラスエリアモードは通信速度が速いですが何も考えず利用してしまうとすぐに7GBを超えて通信制限がかかってしまいます。
そうならないように通信量をこまめに確認し制限がかからないように利用することが肝心です。
ハイスピードプラスエリアモードはいつ使うのがいいの?
ハイスピードプラスエリアモードを使うのに適した場面はどのようなときなのでしょうか。
代表的な例をまとめてみました。
1.山に囲まれた場所や地方などのWiMAX回線が届かない場所。
2.高速のネット回線を使いたいとき
3.通常のWiMAX回線が利用できないとき
ハイスピードプラスエリアモードはWiMAX回線の他にau4GLTE回線を利用しています。
なので、通常のWiMAX回線の届かない山の中や地方などの場合でも通信が可能になります。
4G回線なので通常回線よりも高速の通信が利用できます。
また、WiMAX回線が込み合っていて通常のハイスピードモードが利用できないときもハイスピードプラスエリアモードに切り換えることで高速回線が利用できるためインターネットに接続できます。
ハイスピードプラスエリアモードの注意点
ハイスピードプラスエリアモードは高速通信が可能な通信モードですが注意点がいくつかありますのでご紹介いたします。
月額料金がかかる
2年契約の場合、ハイスピードプラスエリアモードは利用した月に、通常の月額利用料金の他に1105円の追加料金がかかります。
この料金は一カ月の中で一度でも使ってしまうと料金がかかってしまうのでモードの切り換えには注意が必要です。
通常料金の他に追加料金がかかってしまうのはかなりの痛手です。
どうしても使うようならば、通常モードが圏外で使えなくなってしまったときに利用するのがいいと思います。
通信制限がかかる
ハイスピードプラスエリアモードで7GBの通信量を超えるとその月は通信制限がかかってしまいます。
この通信モードは広範囲の通信エリアと高速のネット回線を利用できますが、1カ月で7GBまでしか使えないので、頻繁に使ってしまうとすぐに速度制限がかかってしまいますので注意が必要です。
通信制限がかかるとどのくらい遅くなってしまうかというと、128kbpsしかでません。
この速度だと動画を見るのは難しいです。ウェブサイトを閲覧するのも難しいでしょう。
メールなどでも画像を送るとなるとかなりの時間がかかるでしょう。
通信制限がかかると通常回線にも影響が出る
ハイスピードプラスエリアモードで通信量が7GBを超えてしまい、通信制限がかかってしまうと通常回線のハイスピードモードにも影響が出てしまいます。
通常のハイスピードモードの場合ギガ放題なら容量無制限でネット回線が使えるのですが、ハイスピードプラスエリアモードで通信制限がかかった後に通常回線に切り換えても通信速度が落ちてしまうのです。
そのためにもハイスピードプラスエリアモードは多用しない方が良いでしょう。
ハイスピードプラスエリアモードのデメリットまとめ
・一度でも使ってしまうと1105円の月額料金がかかる
・通信制限がかかる。
・通信制限がかかると通信回線にも影響が出る。
ハイスピードプラスエリアモードの制限解除はいつから?
ハイスピードプラスエリアモードの使用量が7GBを超えるとその月は通信制限がかかります。
これが解除されるのは翌月の1日からとなります。
ちなみにデータ量は追加で購入することはできません。
せっかくWiMAXを利用しているのに通信制限で使えなくなってしまうと意味がありませんね。
ハイスピードプラスエリアモードを解除するには
ハイスピードプラスエリアモードに切り替わったあとの解除方法の手順は4つあります。
1.WiMAXの設定画面から通信モード設定を選択する
WiMAXルーターのホーム画面から「通信モード設定」をタッチすると「ハイスピードプラスエリアモード」と「ハイスピードエリアモード」の切り換え画面に移ります。
ハイスピードプラスエリアモードにするとWiMAXルーターには「HS+A」という表示が出ます。
2.通信モード設定で「ハイスピード」を選択
ハイスピードを選択して、上部のチェックマークもタッチします。
すると設定内容が適用中の画面に切り替わり設定が完了します。
設定が切り替わったかどうか確認するにはホーム画面の上部のマークが「HS+A」から「HS」に切り替わっていれば完了です。
ハイスピードプラスエリアモードをオンにするためには今のやり方で切り替えることができます。
なぜ勝手に切り替わってしまうのか
一番考えられる原因は、無意識に触ってしまいハイスピードプラスエリアモードに切り換えてしまうということです。
そうでない場合はソフトウェアの不具合です。
考えられる不具合の原因は考えられる可能性はWiMAXの端末を長時間利用したことによって本体の熱が上がり不具合が起こる場合です。
例えば、WiMAX端末を充電しながら長時間動画鑑賞をしたり、長時間ゲームをプレイしたりすると端末の温度が上がり不具合の原因となります。
またTwitterも画像を大量に読み込むため、長時間やっていると本体が熱くなってきます。
WiMAX端末が熱くなった場合はそのまま継続して使うのではなく、適度に本体を休ませながら使用してください。
極力充電しながらの使用は控えましょう。
勝手に切り替わってしまう対策方法は?
カバンの中などで無意識にさわってしまいハイスピードプラスエリアモードに切り替わってしま和に用にするにはどうすれば良いのでしょう。
それはWiMAXの端末の画面をロックすることです。
画面をロックするとパスコードを入力しない限り解除されません。
セキュリティーの面も考えるとロックをしておいたほうがよろしいでしょう。
それでも勝手に切り替わってしまう場合は?
この場合はソフトウェアの不具合の可能性が高いです。
まずはアップデートをして試してみてください。
アップデートのやり方は、「設定」を選択し「アップデート」を選択することでアップデートできます。
既にアップデート済だった場合やアップデートしても変わらない場合はサポートに連絡をしてWiMAXについての不具合が無いか、またはWiMAXの機体自体を交換、再購入などするしかないでしょう。
知らない間にハイスピードプラスエリアモードになっていた場合は早めにサポートに連絡するべきです。
状況によっては料金の返還などの対応をしてくれる可能性もありますが絶対とは言えません。
「ハイスピードプラスエリアモード規制」を有効にしておく
ハイスピードプラスエリアモード規制を有効にしておくと勝手に切り替わることはありません。
このやり方はWiMAXの端末では出来ません。
ウェブ上での設定が必要になりますので、こまめに通信モードを変更するかたは向いていないかもしれませんが、こちらで設定をしておくと安心です。
最新機種なら通信制限がかからない?
ハイスピードプラスエリアモードの通信量が月7GBを超えると通信制限がかかってしまいますが、最新機種のW06やWX06という端末ならハイスピードプラスエリアモードを使っている際に、7GBの通信量を超えそうになるとその前に自動的に通常の回線に切り替わるという機能が付いています。
この機能を使えばハイスピードプラスエリアモードを使っていたとしても通信制限がかからずWiMAX端末を使うことができます。
これからWiMAXルーターを選ぼうとしている方でハイスピードプラスエリアモードを使おうとしている方は最新機器を選ぶことをおすすめします。
これ以外の機種であればこまめに通信量を確認しながら利用する必要がありますからね。
Q&A
こちらではWiMAXのハイスピードプラスエリアモードについての良くある質問をまとめましたので参考にしてみてください。
Q.ハイスピードプラスエリアモードを通信制限なしで使えますか?
A.ハイスピードプラスエリアモードを通信制限なしの無制限で利用することはできません。
通常回線のハイスピードモードが無制限で利用できる「ギガ放題」を契約していたとしてもハイスピードプラスエリアモードの利用制限がなくなるわけではありません。
月に7GBを超えると通信制限がかかってしまい通信モードを変更しても制限がかかったままになりますのでご注意ください。
Q.ハイスピードプラスエリアモードの通信量を確認するにはどうすればいいの?
A.月のハイスピードプラスエリアモードの利用が7GBを超えてしまうと通信制限がかかってしまいます。
そうならないためにもこまめに通信量を確認して制限がかからないようにしておく必要があります。
通信量を確認するには以下の通りです。
ポイント
1. WiMAXのホーム画面をスライドして「クイックメニュー」を選択
2.「通信量表示」を選択
3. すると、「前日」「直近3日間」「今月」の通信量が確認できます。
こちらで通信量を確認しつつ利用すると通信制限に注意することができますね。
Q.ホームルーターでハイスピードプラスエリアモードは利用できますか?
A.利用できます。
ですがこれも通常の利用方法と同じように月に7GBを超えて利用してしまうと通信制限がかかってしまうので、事前に自動切り替え設定をしておくと良いでしょう。
まとめ
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードについて解説してきました。
ハイスピードプラスエリアモードは便利な面もありますが、厄介な部分もあります。
本来、通常通りに利用して高速回線に切り換えなければ問題ありませんが勝手に切り替わっていた場合には困りますよね。
そうなると通信制限が起こってしまったり、高額な通信量を請求されてしまうことがあるので注意が必要でしょう。
勝手に切り替わってしまう場合でも今回の記事を参考にして回避しましょう。